最初はとてもいい人だと思ったのに、付き合ってみると全然違った、なんて経験はないでしょうか。
その度にもうこんな人には引っかからないと思っていても、また同じような人だったりすると、自分の人の見る目の無さが嫌になってきますよね。
その人の本質を見抜くことはとても難しいことです。
しかしある程度の傾向がないわけではありません。
そこで今回は、人を見る目を養う方法をご紹介します。
第一印象を信じ過ぎない
初めて会う人を判断する材料として、第一印象の占める割合は非常に大きくなります。
にこやかな笑顔ではきはきと元気よく話しかけてこられたら「あ、この人いいかも」と思ってしまいますよね。
しかしここはじっとこらえなくてはいけません。
人間誰しも他人からよく見られたいと思っています。
今まで会ったことのない人ならなおさらです。
そのためには身だしなみも整えますし、喋り方やマナーにも慎重になります。
これがあなたに対して、何らかの下心を持って近寄ってきた人だったらとても危険です。
そのような人に多い傾向として、口当たりのいいこと、あなたにとって利益になりそうなことしか言いません。
それは、とにかくあなたに自分を良く思ってもらいたい、手っ取り早く信じてもらいたいと思って、取り入ろうとしている証拠です。
もしそのような物腰の人に出会ったら、すぐには判断せずに、じっくり腰を据えて見極めましょう。
逆に、第一印象があまり良くない人もいますよね。
その場合もすぐに「この人苦手だな」と思わずに、よく観察してみてください。
第一印象を取り繕おうとしない人は、本当に無神経な場合もありますが、自分というものをしっかりと持って、それを崩さない真面目な人の場合もとても多いのです。
そういった人は小手先の技術は使わず、ありのままの自分を見て欲しいと思っています。
無愛想だったりしてもすぐに判断せずに、話しかけたりして内面を探ってみると、思わぬ魅力が発見できるかもしれませんよ。
言葉と行動の比率を見る
よく弁が立って元気が良く、さわやかな印象を持った人だからといって、すぐに判断してはいけないのは、前の第一印象のことでも触れました。
自分を必要以上に良く見せようとする人の特徴として、とにかく手軽でリスクの少ない方法を取りがちだということがあります。
あなたの周りで、情熱的に仕事や、そのこだわりについて語る人はいませんでしょうか。
もしそういう人がいたら、よく観察してみてください。
その人が語る情熱に、行動は伴っているでしょうか。
もし伴っていない場合、口だけであなた達を丸め込もうとしています。
それは手軽に良く思われたいと考えているからです。
もしいつも情熱的に語っているように、仕事もこだわりをもってこなしている様子があれば、その人は本当に信頼できる人と言っていいでしょう。
人は行動が伴って初めて、本当に相手を信頼します。
口先だけだと最初のうちだけで、いつかぼろが出てしまいます。
なので、語るのと同じぐらい行動をしているかは、その人を本質を知る大きな手がかりとなります。
追い詰められた時の対処の仕方を見る
人は、他人に悪く見られたいとは思いません。
なので普段一緒にいても、自分の全てはさらけだしてはいません。
しかしそんな人が、自分の中の出していない一面を見せてしまう時があります。
それは、追い詰められた時です。
例えば仕事をしていて大きな失敗をしてしまったり、大きなプロジェクトが停滞してしまった時、周りの人間関係が悪化した時などに、その人をよく見てみてください。
このような時は本音が出やすく、普段思っているけど言っていないことをうっかり言ってしまうことが多くあります。
その時に誰かを口汚く罵ったり、現場を放棄してしまったりした場合、それは状況が一時的にそうさせたのではなく、隠していた本来の地の部分が出ているのです。
もちろん焦って混乱している部分もありますが、それはこれから先も何かピンチが訪れれば、同じことを繰り返す可能性が高いということでもあります。
これは恋愛に関しても同じことで、ケンカした時などの行動が、その人の本来の部分である可能性が高いのです。
逆にそのような状況でも冷静でいよう、誠実でいようと努める人は、信頼できると言っていいでしょう。
色々な人と付き合う
人と付き合う以上、自分の気の合う人と付き合いたいというのは、当然の考えです。
しかし人を見る目を養うには、もっと視野を広げて色々なタイプの人と付き合うことが大事です。
何も考えずに交友関係を広げていくと、自然と自分のことを否定しない人を周りに置きがちです。
そうなってくると、非常に狭い範囲の人付き合いしかできないので、違うタイプの人が現れた時にその人がどんな人か、判断できなくなってしまいます。
自分に対して「それは違うんじゃない?」と言ってくれる人も、時には必要です。
人を見る目を養おう
人を見る目を養う方法をご紹介しました。
一瞬でその人の全てを見抜く方法というのはありません。
大事なことは、第一印象をあてにし過ぎないで、ゆっくり時間をかけてその人と付き合っていくことです。
そしていいことしかない甘い話には気をつけましょう。
そうすれば、その人がどんな人かわかってきますよ。
「人を見る目を養う方法とは?良い人か悪い人かを見極めよう」への感想コメント一覧
第一印象があまり良くないと、なるべく距離を取るようにしてしまいます。ずいぶん後になって「こんな人だったのか」と気づくこともあるので、もっと観察するようにしたいと思います。
普段いい人だと思っていた人が何かの局面で「こんなひとだったとは!?」とショックを受けることがよくあります。自分の見る目のなさにしばらく落ち込んでしまうことがありますが、記事に書いてあったように言葉を信じ過ぎず行動を見るように気をつけようと思いました。
現在周囲にいる仲の良い人って、第一印象は悪い人の部類が多いように感じます。多少癖のある人の方が、義理人情が熱く、信頼できるのかもしれません。よくよく慎重に見定めたいと思います。
わたしもそれなりに歳を重ねてきたからか、人を見る目はそれなりにあるんだと根拠のない自信があります。しかしそれは何の根拠もない自分の直感だけなんですよね。確かに私の直感が外れてる事はよくあります。第一印象を信用し過ぎない、これは大事ですよね。また、追い詰められた時の対処の仕方を見るのは確かにその通りだと思います。人は追い詰められた時こそ本当の人間性が出ますからね。
人間は誰しもいいところを見せたがる生き物ですよね。
包み隠さず本当の自分を見せたほうが好印象な気がするのに・・・