会話の途中で相手が頬杖をつくと、気になってしまいますね。
一般的にマナー違反とされる頬杖ですが、その行動にはどういう心理が隠れているのでしょうか?
7つの心理パターンから、頬杖をつく人の心理をご紹介します。
退屈さを現している
頬杖をつくと印象が悪く見えるのは「退屈」を現す行動だからです。
相手の話に興味がなく、無意識のうちに頬杖をついてしまうのです。
例えば、面接などで頬杖をついた面接官がいる場面を想像すると、自分の話に興味がないのかと思い、不安になってしまいますよね。
頬杖をついてしまう時は、無意識の場合がほとんどですが、少しマナーの悪い人の場合、わざと頬杖をついて相手に退屈さをアピールする事もあります。
自分が一生懸命話している時に、退屈な態度を前面に出されるのはいい気持ちではありません。
逆に自分が誰かと会話をする時も、そのような態度は控えたいものです。
不満を現している
不満な気持ちは、退屈な時よりも不快さが増します。
相手の会話や態度が許せず、頬杖をつく事で怒りや不安を現しています。
この場合は会話の前から既に不満の原因が発生している事が多く、仕方のない時もあります。
また、頬杖をつく動作は無作法な行動であるという事を、ほとんどの方は普段から自覚しています。
そんな無作法な態度をこの相手にはとってもいい、またはとりたいという、相手の気の緩みを現しているとも言えます。
頬杖をつかれると少しムッとしてしまいますが、この時の相手は少々冷静さを欠いていると考えて良いでしょう。
冷静さの無さから頬杖をついている相手には、自分は冷静な態度を維持するようにしましょう。
考えごとをしている時もある
「頬杖をつく人」の写真やイラストは、考え事をしている事を現す場合によく使われます。
目の前の相手が頬杖をついている時は、何か別のことが気になって考え事をしているのかもしれません。
視線が上を向いている時は明らかに考え事をしていると考えて良いでしょう。
退屈や不満を現す時につく頬杖とは違い、こちらに問題があるわけではありませんが、相手は話が頭に入らない状態である事に変わりはありません。
もし相手が困っているようであれば「何か気になる事があるの?」と、声をかけてみる事も時には必要でしょう。
その際、嫌味にならないようなタイミングをよく見計らわなければなりません。
寂しい気持ちになっている
頬杖に限らず、会話をしている時に髪をさわったり口元に手が行ったりする行動には、全て心理的なメッセージが含まれます。
手が顔にふれる行為には、寂しい気持ちが現れている事がとても多いです。
寂しさから自分を守るために、手で口元を隠すしぐさになってしまいます。
頬杖をつく行為は一見、高圧的なふるまいのようにも見えますが、実は寂しさが隠れているのです。
寂しさから頬杖をついている相手は、会話の内容について行けなくて困っているのかもしれません。
相手から話をふってもらうよう仕向ける事によって、解消されるでしょう。
疲れからくる気だるさ
頬杖をついてため息をついている人がいると、とても疲れている印象を受けますね。
人の頭の重さはその人の体重の8%程度と言われます。
体重50kgの人では4kgになり、軽いボーリングの玉ほどにもなります。
元気な時はその重さを支える事ができますが、疲れている時は頬杖をついて支えたくなってしまいます。
体の疲れによって、相手に悪いとわかっていても、つい会話中に頬杖をついてしまいます。
このような時は、相手の方から「今日は疲れていてこんな姿勢でごめんね」と断りがある場合が多いです。
そのような場合はこちらも快く承諾してあげましょう。
場合によっては、疲れから不満に発展して頬杖をついてしまう事もあるからです。
頬杖がクセになってしまっている
人には色んなクセがあります。
普段生活していて全く気にならないクセもあれば、辞めた方がいいよと思ってしまうクセを持っている人もいます。
頬杖がクセという方も、少なからずいるようです。
マナー違反だとわかって辞めようとしている人もいれば、そうとは気付かず続けてしまっている人もいるようです。
頬杖がクセになっている人は、これまでに注意を受けなかった事が原因で今も続けてしまっています。
話をしながら相手がちゃんと自分の話を聞いていれば、不満や寂しさのような心理的にネガティブな理由ではない事を察してあげましょう。
この人は普段から頬杖をついているな、と理解してあげる寛容さも必要です。
そしてタイミングを見て、そっと注意してあげると良いでしょう。
あなたに気を許している証拠
これまで解説してきたように、頬杖にはネガティブなイメージがあります。
そして、そのほとんどは無意識に行ってしまう物ばかりです。
無意識の行動が出てしまうのは、相手に気を許している状態の場合が多いです。
特に異性との会話ではマナーには非常に気を使いますので、あなたの話を聞いている異性が頬杖をついた時は、多くの場合はあなたに気を許している証拠です。
マナーが悪い人だな、と判断してしまわずに、相手が自分の話をどのような気持ちで聞いているかをよく見てあげましょう。
会話が楽しく場の雰囲気も和やかな場合は、相手はあなたに対して警戒心を解いている状態です。
頬杖をつく人の心理を知ろう
頬杖にはあまり良くない印象が多くありますが、同時に、気がゆるんで無防備なかわいさも現しています。
頬杖をつく行為には様々な原因が隠れています。
頬杖だけで相手の気持ちを決めつけようとせず、視線や表情、受け答えなどから総合的に判断する事で、お互いにより良いコミュニケーションができるようになります。
「頬杖をつく人の心理とは?退屈や疲れを現している」への感想コメント一覧
内容を読んで、自分にも当てはまるなと思いました。
退屈、不満、考え事なんかは、確かに!と思いました。
頬杖から人の気持ちが読み取れるもんなんですね。