何かにつけて「これは陰謀だ」と言い、陰謀について1人で語り出すということが最近増えています。
彼らはなぜそんなに陰謀論にこだわるのでしょうか。
そこで、陰謀論が好きな人の心理や性格についてご紹介します。
物事の裏面を探ることが好き
陰謀論が好きな人は、物事の裏面を探ることが好きであるということが大きな特徴です。
「探求熱心」という言い方もできますが「隠しておかなければいけない、物事の裏面ばかり探ろうとする」という彼らの性格は「探求熱心」というよりもむしろ「物事のタブーを躍起になって探し出し、無理に表に引っ張り出そうとする性格」であると言えます。
彼らのこの性格の裏には「疑い深い」という心理が隠されています。
自分の目の前で起きている出来事をそのまま素直に受け止めることができず、どんなことに対しても「絶対に裏があるに違いない」と疑いの目を向けようとします。
彼らの中でこれが癖になってしまっており「疑う」という行為がどんどんエスカレートしていった結果、あらゆる出来事に対して「これは陰謀だ」と考えてしまう思考回路が出来上がってしまったのです。
「悪役」を作りたがる
陰謀というものには、必ず「悪役」が登場します。
このことから考えると、陰謀論が好きな人は、何事に対しても、必ず「悪役」を作りたがる傾向があると言えるでしょう。
彼らは、何かネガティブな出来事が起きると「この出来事の裏には、それを陰で操っている悪の存在がいる」と考えてしまいます。
そして「この出来事は、悪の存在が仕組んだことだから、間違いなく陰謀である」と思ってしまいます。
ひどい時には、存在するかしないかもわからない「悪の存在」を恐れるようになったり、悪の存在の正体を探そうとまでし始めます。
彼らのこの性格は「この世は善と悪の2つに分かれている」という二元的な発想を信じ過ぎてしまうことから始まっています。
それゆえ「悪役」の存在を特別視し過ぎてしまいます。
その結果、全てのネガティブな出来事を陰謀と絡めてしまうようになったと言えるでしょう。
ヒーローものの映画やTV番組が好き
陰謀論が好きな人は「正義の味方」と「悪役」の2種類の登場人物が必ず出てくる「ヒーローもの」の映画やTV番組が大好きだということが特徴です。
ヒーローものの映画やTV番組には、必ず「悪役の組織による陰謀」が出てきます。
彼らはこの世界観を、そのまま現実世界に投影してしまう癖があります。
その結果、事件や事故が起きると「ヒーローものの世界に出てくるような悪役の組織が陰謀を企み、それによって良くない出来事が起きている」と信じてしまいます。
大人になってもヒーローものの世界が好きだという彼らは、ある意味では「正義を愛する、純粋な心の持ち主」であるとも言えます。
しかし、それと同時に「ヒーローものの世界観を、疑いもなくそのまま現実世界に投影させてしまう」という彼らの性格は「精神的に大人になり切れていない」とも言えるかもしれません。
宇宙人など、まだ解明されていない不思議な世界が好き
陰謀論を語る上で必ず登場するのが、宇宙人です。
陰謀論を語る人が最終的にいき着く結論は「地球人は、宇宙人の陰謀によってコントロールされている」というものです。
もちろん、これには何の根拠もありません。
しかし、解明することが不可能に近いような壮大なことについて堂々と語るということから考えると、彼らは「人知を超えた、不思議な世界が好き」だということがわかります。
今の時点では、宇宙人の陰謀はおろか、宇宙人の存在すら解明されていません。
そのような「今だ解明されていないこと」に対して「これは陰謀と深い関係がある」と確信を持ち、堂々と語るということは、よほどそのような不思議な世界が好きでなければできません。
不思議な世界が好きでない人は、語るどころか、それに対して目を向けることすらしないからです。
そのため彼らは、宇宙に関する情報や、オカルト的な世界に関する情報を集めることが大好きです。
これも、彼らの大きな特徴の1つです。
基本的に、考え方がネガティブ
陰謀論が好きな人は、基本的に考え方がネガティブです。
陰謀というものは「人を陥れる、悪いもの」です。
そのようなものを好み、話題にしたがるということは「無意識的に、ネガティブなものを好む傾向がある」と言えるでしょう。
そして、物事を何でも悪い方に解釈し続けた結果、最終的に、何でもかんでも陰謀と結び付けてしまうようになります。
彼らは、とても心配性であることも特徴です。
陰謀のことばかりに意識が向いてしまうということは「いつか陰謀に巻き込まれたらどうしよう」という思いが心を奥底に常に存在しているからです。
その結果「何でも陰謀と関連付けては、不安に駆られる」ということを繰り返すのです。
陰謀論が好きな人の心理を知ろう
陰謀論が好きな人は、ヒーローものの世界観をそのまま現実世界に投影させてしまったり、今だ解明されていない不思議な世界観が好きだったりする、純粋な一面を持っています。
しかし、物事の「裏の事情」を無理に探ろうとしたり、物事を何でも悪い方に考えたりなったりするため、基本的にはネガティブな性格であると言えるでしょう。
「陰謀に巻き込まれたらどうしよう」という不安感が常にあるということも、彼らの大きな特徴です。
それゆえ彼らは、陰謀論をあちこちで話して回り、必死で自分の見方や賛同者を増やそうとします。
そのため、周囲の人たちは、彼らのネガティブさに巻き込まれないようにする必要があるでしょう。
「陰謀論が好きな人の心理とは?なぜいつも陰謀だと決めつけるのか」への感想コメント一覧
これはきっと誰かが仕組んでいるのだと考えてしまうネガティブな人や、不思議な秘密が隠れているはずだとワクワクして考える人もいて面白いです。陰謀論を出す人達はそれぞれ性格の振れ幅が大きくてユニークですね。
この記事に割とあてはまりますが、そんな事言って無いのに幼稚にとらえられがちで辟易してます。
普通そうだと思いますが、ヒーローものは5歳で卒業です。アメリカ映画の広告なんかビックリです。