よく「言われるうちが花」と言われていますが、中には「言われない方が良い」と考える人もいるでしょう。
なぜ言われるうちが花だというのか、その理由を知れば、その考え方が変わるかもしれません。
言われるうちが花という理由についてご紹介していきましょう。
それだけ気にかけてくれている証拠
何か注意したりアドバイスしたりということは、その人のことを他の人以上に気にかけているからです。
「あの人大丈夫かな?」「一人でやれてるかな?」と心配してくれて見てくれているために、ちょっとした行動や発言に気付き言ってくれるのです。
あなたのことをどうでも良い人だとか、逆に嫌っている人であれば、心配なんてせず、見ることもしないでしょう。
それだけ気にかけてくれている証拠であり、同時に嫌われている訳ではないことが分かります。
言われるうちが花というのは、自分のことを気にしてくれている人が身近にいるということ、そして自分のことのように心配してくれているということが理由として挙げられるでしょう。
見放されていないと言えるから
「この人に言っても無駄だ」「この人とは関わらない方が良い」と思われれば、見放されてしまいますよね。
関わりたくない人に、自ら何かを言って関わりを持とうなんて思いません。
例えば仕事で失敗したり問題を起こした時に、叱られるのと無視されるのとでは相手の心情が異なります。
叱られるのは、その人に改善してもらいたい、学んでもらいたいという気持ちが込められているため「相手のためを思って」という見方ができます。
しかし無視される、他人事のように距離を置かれるといった状態であれば「放っておこう」「自分には関係ない」と見放されていると言えます。
見放されるということは、期待もされていないし、存在を無にされている状態。
チームとして力を合わせる必要がある時にチームの一員だと思われなかったり、職場の仲間として連携をとったりということもなくなっていきます。
言われているうちは「チームとして頑張ろうよ」「仲間だよ」と思われている証拠であり、期待もされていると言えますが、見放されてしまえば、その扱いも雑になります。
長い時間を共にする仲間や、同じ目標に向かって進む仲間としては、見放されてしまったら孤独や疎外感を感じるようになります。
自分の間違いに気付けるから
新人と呼ばれる時期、子供から大人になる時期に、自分の間違いやミスを指摘してくれる人がいるでしょう。
「そうじゃないよ」「こうした方が良いよ」と指摘してくれているうちは自分の間違いに気付けますが、ある程度の年齢になってくると言われなくなっていきます。
そこには「もう分かるでしょ」という意味と「良い大人が知らない訳ないよね」という意味が込められています。
すると、自分が非常識なことをしていたり、空気が読めない大人になってしまっても、自身で気付くことができず、そのまま浮いた人になったり、変人扱いされるようになるでしょう。
言われるうちが花と言われるのは、自分が成長していく段階で、自身の間違いに気づき、常識を身につけたり立派な大人になることができるからでもあります。
言われなくなってしまえば、自身で自覚しない以上「これで合ってる」と思い込み改善する余地もありませんが「そうじゃないよ」と言われれば「そうだったんだ」と気付くことができますよね。
訂正してくれる人、指摘してくれる人がいるからこそ常識ある大人に成長することができます。
「若い」と思われている証拠
良い大人に向かって何かにつけて指導するということは少ないですよね。
「経験してるだろう」「大人なんだから」と「分かっていて当然」という見方をされるのは、それなりに「歳をとっている」と見られているから。
言われるうちが花という理由の中には「若い」と思われているという理由もあるでしょう。
特に女性の場合、年齢を重ねるごとに自身の歳が気になるものですよね。
ただ、もし周りから何かといろいろ言われているとしたら、まだあなたが「若い」と思われている証拠。
言われなくなってしまっては「老けている」「世代が違う」と思われている証拠かもしれません。
まだまだ若いと思われていて、女性というよりも女の子といった感覚で見られているのでしょう。
言われているうちが「若い」と思われている時期で、それを過ぎてしまえば言われなくなり、次第にその変化に気付き、寂しくなったり辛くなったりするものです。
言われるうちが花な理由を知ろう
いちいち言われるのが面倒くさい、どうして自分ばかり言われるのかと、人から何かと言われることを嫌がる人は多くいます。
ただ、なぜ言われるのか、そして言われるうちが花というのかを理解してみると、言われている今が輝いている時期であると知ることができるでしょう。
言っても無駄、関わりたくない、もう良い歳なんだからと思われた時、周りからは見放され何も言われなくなります。
それを「言われなくなって良かった」と捉えるか「成長が止まってしまった」「若くもないんだ」と捉えるかはあなた次第となるでしょう。
「言われるうちが花と言われる理由とは?指摘されているうちに直そう」への感想コメント一覧
大人になるにつれて未熟な部分を指摘してもらえることが減っていきますよね。だからこそ、言ってくれる人を大切にしていきたいです。
よく好きの対義語は嫌いといいますが、個人的には無関心だと思います。嫌いと相手を意識している分まだ改善の余地がありそうですが、無関心だともう戻れない気がします。言われるうちはまだ愛がありますが、何も言われなくなるとつらいですね。
ただの言い訳。
余計なことすんな。
なぐさめの言葉だとおもいます。