何事も運任せにする人の理由とは?なぜ運任せにしてしまうのか

自分の努力による成功や、ミスによる問題を、すべて運のせいにする人がいます。

運任せにすることによるメリットとデメリットはそれぞれあるものの、その人の中ではある思いが隠されていることが考えられます。

何事も運任せにする人は、どのような思いを持っているのか、その心理に迫ってみることにしましょう。

悪いことが起きた時、責任から逃れることができる

悪いことが起きた時、人によっては「日頃の行いが悪いんだ」とか「あの時こうしていなかったからだ」と自分を責めるでしょう。

しかし運任せの人は「運が悪かったから」「たまたま運がなかった」と言い訳して、責任から逃れようとすることがあります。

運任せにしている人の多くは、基本的に良いことも悪いこともすべて運のせいにします。

自分のミスや失敗を運のせいにしてしまうため、そこから学び吸収するということが少ない傾向にあります。

「またあの人失敗してる」「同じことで何度もミスしてる」と思う人が周りにいたら、もしかしたらその人は何事も運任せにする人なのかもしれません。

なるようにしかならない

運任せの人に多い心理は、適当ともとれる「なるようにしかならない」という精神です。

確かに、いくら努力しても責任を持っても、ミスをする時はミスをし、結果的にダメになってしまうことだってあるものですよね。

このような時「なるようにしかならない」と思いながら運任せにすることによって、気が楽になれるというメリットもあるでしょう。

努力した分報われると期待を過大に持ってしまい、ミスをした時には大きな挫折やショックを味わってしまいます。

しかし「なるようにしかならない」と運任せにしていれば、例え結果が悪くても「仕方ない」「次頑張ることにしよう」と、前向きに考えることができます。

このような思いで運任せな人の場合は、ポジティブ思考の人に多く見られます。

何事も運任せにするのは、自分を傷つけないためであり、また次へと進むための活力にもなります。

挫折やショックをあまり深く受けないよう、運任せにしているのかもしれません。

自分の運を試したい

例えば宝くじが当たったり、豪華な賞品が当たったりした場合「運が良い」と誰もが感じるでしょう。

このように目に見えて分かれば「自分は運がついてる」と言えるかもしれませんが、日頃のちょっとした行動や生活の中から運の良さを感じることは少ないかもしれません。

そんな時「自分は運が良いのか悪いのか」と試したくなることで、運任せにしてみるという人もいるでしょう。

「日頃の行いが良ければ、きっと運も良いはず」「いつもの行いが災いして、ダメになるかも」と、日頃の自分を見直す機会にしている人もいます。

目には見えない運気だからこそ「試してみたい」と思うこともあり、イチかバチかで運任せにする人もいるのです。

運が良い結果になったら「このままでいいんだ」と自分を認めることができたり、逆に運が悪かったら「日頃の行いを見直す必要があるかも」と見つめ直すきっかけになるかもしれません。

自分の運を試したい、目に見えないものを確かめてみたいという思いから、何事も運任せにしてしまう人もいるでしょう。

自分では決断ができない

自分の運を占いなどから把握することもできますよね。

「この時期に○○すると良いですよ」と言われたり「今は耐える時です」などと占い師から言われ、自分の運を予め聞く人も多くいるでしょう。

こうした人の多くは、自分で判断や決断ができない人で、運任せにすることによって自分が選択すべき道を選んでいるのです。

例えば「これからは運気が上昇していて、何をやっても上手くいくでしょう」と言われれば、失敗やトラブルを恐れずにチャレンジすることができますが「何をやっても上手くいかない時期ですね」と言われれば、一気にやる気を失い手がつかなくなります。

占いなどによって自身の運を聞き、それに左右されてしまうことが多くなり、自分で決断することができなくなっています。

優柔不断な人だったり、人任せにしてしまう人、責任から逃れたい人などにこうした行動が見られ、運任せにすることによって、自分の選ぶ道を決めているのでしょう。

何かを頼ったり誰かをあてにしてしか生きることができず「強い」「芯がある」といった人とはかけ離れた生き方ですが、その人なりの選択の仕方であり生きる術なのかもしれません。

何事も運任せにするのは、自分では決断ができないその性格が関係していることもあるでしょう。

何事も運任せにするにする理由を知ろう

何事も運任せにすることによって、割り切ることができたり、前向きに捉えることができたりと、メリットは確かにあるでしょう。

ただ、悪いことが起こった時に、すべて運のせいにしてしまうために、自身の欠点や間違いに気付けないで終わってしまうというケースも出てきます。

反省すること、学ぶこと、成長することも時に大事なこと。

運任せを「責任逃れ」のように用いているとしたら、捉え方や考え方を少し変えてみた方が良いかもしれませんね。

 

    「何事も運任せにする人の理由とは?なぜ運任せにしてしまうのか」への感想コメント一覧

  1. 1. taka2018/05/01(火) 06:35

    自分は何事も運任せにするのが嫌いで、占いも大嫌いな方なのですが、女性には占いが好きな人が多いようですね。女性の方が運命を信じやすい傾向があるように思います。
    何かを頼ったり誰かをあてにしてしか生きることができない人に運任せにする傾向が強いというのは、良い分析だと思います。
    しかし、「世の中なるようにしかならない」という人間には理解できない出来事も多く、挫折を恐れず、前向きに進んで行く術として利用するのは良いのではないでしょうか。

  2. 2. 名無しのイケジョさん2018/06/14(木) 03:04

    運任せには、メリットもデメリットもあるのですね。取りようによってはポジティブ思考ですし、逆に自信が持てないからというマイナス思考の場合もあると知っておくと、自分は今どちらの感覚で「運任せ」の道を選ぼうとしているのか、冷静になれそうです。

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