会話が続かない原因と会話が盛り上がるようにする方法

「私は話下手で、人と会話していてもいつも会話が続かない」という悩みを持つ人は少なくないでしょう。
そういう人にはどんな特徴があるのか。
ここでは4種類の特徴をあげ、それぞれの改善策をご紹介します。

自己主張が強すぎる

話下手で会話が続かない人というと、おそらく「引っ込み思案でおとなしいタイプ」というイメージが浮かぶでしょう。

もちろん、そういうタイプで会話が続かないという人もたくさんいます。
しかし、そうではないケースも意外に多いのです。

それは、「自己主張が強すぎる」という特徴です。

人と話をしていて、その人が何かの悩みや愚痴を話したとしましょう。
そのとき、自己主張の強い人は、つい相手の発言を否定しがちです。

「私はそうは思わない」とか「あなたにも問題があるんじゃないの」「私なんか、もっとひどいこと言われたけど、気にしなかったよ」というように、「私」が前面に出てしまい、その意識はなくても、相手を否定する結果になってしまうのです。

これでは、相手は引いてしまい、口をつぐんでしまうのは当然でしょう。

こういうタイプの人は、「相手の発言を、まずは肯定する」という意識を持ちましょう。

まず、肯定して、そのあとで自分の意見を、あくまでもアドバイスとして伝えるのです。
そうすれば、相手はそれに応じ、会話が続いていくにちがいありません。

「話すこと」ばかりを考えている

似たようなタイプに、「自分が話すことばかり考えている」という特徴も持つ人もいます。
自分ではいろいろ話すものの、一方的な話になってしまい、会話としては長続きしないというケースです。

こういうタイプの人は、ぜひ、「聞き上手になる」という意識を持つようにしてください。

自分から話すことももちろん大切ですが、それと同じくらい聞くことも大切です。

話し上手になるためには聞き上手にならなければなりません。
その意識を持って、ていねいに相手の話を聞くようにしましょう。

具体的なポイントは、「あいづち」と「復唱」です。

相手の話を聞きながら、適度にあいづちを打つこと、相手の話のポイントとなるところは「へー、○○なんだ」とか「そう、○○だったの。大変だったね」と話を復唱すること。
この2点を心がけるといいでしょう。

会話に対する苦手意識が強く、沈黙を恐怖と感じる

会話が続かない人のイメージで触れた、「引っ込み思案でおとなしい」というタイプにありがちな特徴は、会話に対する苦手意識の強さです。

「自分は話下手で、人とうまく会話することができない」という意識を強く持っていると、気持ちがますます萎縮してしまい、結果、さらに会話が続かないという、負のスパイラルに陥ってしまいます。

これを改善するには「経験」しかありません。
会話がうまくいかなかったからといって、それが何か重大なトラブルに結び付くわけではありません。

「たかが会話」なのですから、失敗を恐れず、さまざまな人とどんどん会話をしてみましょう。

また、こういうタイプの人には会話中の「沈黙」を必要以上に恐れるという特徴もあります。
特に好きな異性を相手にした場合の沈黙を恐れる人が少なくありません。

しかし、テレビのトーク番組ではないのですから、沈黙を恐れる必要はそもそもありません。
会話中になにがしかの沈黙が生まれることは、むしろ普通のことなのです。

ですから「沈黙が怖い」という先入観を捨て、「沈黙が生まれたら、笑顔でつなごう」という意識を持つようにしましょう。

穏やかでにこやかな表情をしていれば、黙っていても相手に好印象を与えることができます。
また、「アイコンタクト」ということもあるのですから、表情で時間をつなぐことはむずかしくありません。

話題がない

たとえば2人で話をしていて、相手が話した話題が一段落したとしましょう。

そのとき、「自分からは特に話したい話題がない」という理由で、会話が途切れてしまうというタイプの人もいるでしょう、人の話を聞くことは嫌いではないけれど、自分には話題がないために、どうしても会話が短く終わってしまうというタイプです。

こういう特徴を持つ人の改善策は、「話題さがし」しかありません。
日ごろから、目に入るもの、耳にしたことなどをメモする習慣をつけえましょう。

テレビ番組の話題でもいいですし、町で見かけた人のこと、自分の失敗話など、なんでもメモ帳などに記録していくのです。

こうしたメモを持っていれば、会話の途中でトイレに立った時などにチェックして話題にすることができます。

また、会話する相手に対しても、日ごろから関心を持つようにしましょう。
相手が職場の同僚や学校のクラスメイトなら、ふだんから接する時間が長いはず。

普段から、その人のことをなんとなく観察していれば、そこから「情報」が手に入り、話題にすることができるのです。

会話が続かない原因を知り対処しよう

会話が続かない人にありがちな4つの特徴と、それぞれの改善策をご紹介しました。

苦手意識を持っている人はもちろん、「苦手意識はないけれど、なぜか会話が続かない」という人も、自分がどのタイプに当てはまるかチェックして改善していきましょう。
参照:会話が続かない人の特徴4個

 

    「会話が続かない原因と会話が盛り上がるようにする方法」への感想コメント一覧

  1. 1. みなみ2018/05/02(水) 17:39

    自分が心がけているのは、自分のことばかりを話すのではなく、相手のことを聞きだす傾聴が大事だと思っています。その中でお互い共有できる話題がみつかれば話しを膨らませ発展させられます。

  2. 2. きょうたろう2018/06/10(日) 06:39

    会話が続かないとドキドキしてしまいますが、話題が豊富にあれば、対処できそうですね。普段から話題になりそうなものや出来事を頭に入れておくように心掛けたいです。

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