カラオケで上手に歌いたい、採点で良い点数を取りたい、そう思っている人は少なくないのではないでしょうか?
ここでは、カラオケがあまり得意でない人でも、音程が取りやすくなる方法をご紹介します。
正しい発声を意識しない
よく正しい音程で歌うには、まずは正しい発声法や腹式呼吸を身につけなくてはならない、などという結論に辿り着く人が多いでしょう。
もちろんそれは間違いではありませんが、カラオケのためにわざわざ長い時間をかけて発声法をマスターしたりするのは面倒ですし、時間がもったいありません。
それどころか、中途半端な知識をで調べてそれを意識するあまり、余計に音程が取れなくなったり、歌が好きじゃなくなったりする人もいます。
まずは、正しい発声法を意識するのではなく、歌を好きになることが正しい音程で歌えるようになる第一歩です。
好きな歌を歌う
ウケの良い歌を歌いたい、かっこいい歌を歌いたいと思いがちですが、その歌が必ずしも音程が取りやすい歌であるとは限りません。
歌いたいという憧れの曲を頑張って歌っても、それを上手に歌いこなせなければ、余計に惨めになってしまうかもしれません。
手の届かない曲を練習するのではなくて、いつも自分が好きで聞いている歌を歌うことが大切です。
いつも聞いている歌は、自然と自分の体に染み付いています。
歌というのは、一見音符できっちりとした音程の集まりという感じがしますが、実はかなり音程が曖昧にできているものがほとんどです。
正しい音程を意識して歌うよりも、いつも聞いている音をそのまま出す、という感じで歌ったほうが、結果的に正しい音程で歌えているということが多いのです。
採点で高得点を取るには?
カラオケで正しい音程で歌いたいと思う方の多くは、採点で良い点数を取りたいとも思っているでしょう。
では、採点で良い点数を取るにはどうすればいいのでしょう。
カラオケでの採点というのは、様々な要素が合わさって最終的に点数を決めています。
その最も重要な要素を占めているのが、「音程」です。
音程の他にはビブラートや抑揚、リズムやしゃくり、声量など様々な加点要素がありますが、音程がずれていたのでは高い得点にはなりません。
カラオケ機器各社によって、音程の検知の仕方には多少の差があるようですが、共通しているのは、「ロングトーン」になればなるほど、音程の基準がシビアになるということです。
カラオケの採点では、「音の出始め」は音程の基準が甘くなります。
つまり、例になりますが、「ド」の音が5秒間続く箇所があった場合、1秒目くらいまでは±1音くらいの誤差でも正しい音程として検知する、といったシステムになっています。
リズムが早い曲のほうが高得点が出やすいというのは、このためです。
音程には天井がある
カラオケの採点のシステムについて前述しましたが、では一体どのようにして正しい音程で声を出せるようになるのでしょうか。
ここでもカラオケの採点システムが活躍するのですが、最近の主流の採点は音程バーが出る採点です。
この音程バーを利用して、正しい音程で歌えるように、イメージ練習をします。
音程というのは細かく言えば、正しい音はひとつしかありません。
しかもそれは本当に正確な機械でもない限り、本当に正しい音程など出すことはできないでしょう。
では人間では正しい音程を出すのは不可能なのでしょうか?一流の歌手にもなれば、正しい音程を出せる人はいるかもしれませんが、ほとんどのこの世の中にある歌は、正しい音程に聞こえているだけです。
ただし音程に聞こえるような音を出すためにはどうしたらいいのでしょうか?
ここで重要になるのは、イメージです。
音は、カラオケの採点でもあるように、一本のバーであると思ってください。
そしてそのバーが、「天井」であるとイメージします。
そのバーより上はないのだ、とイメージする感覚です。
そして実際に声を出すとき、そのバーの天井に向かって声を出します。
その時、絶対にそのバーを超えるように声を出さないようにイメージします。
そのようなイメージで発声すると、不思議と正しい音程よりも高い音で歌ってしまうということがほとんどなくなります。
正しい音程で歌えない人の多くは、実際よりも高い音で歌ってしまっている人がほとんどです。
そして、実際の音程よりも高い音で歌ってしまうと、低い音で歌ってしまっている時よりも、音痴に聞こえてしまうのです。
この発声イメージをマスターしたら、あとは歌詞を意識して、話してるつもりで歌ってみましょう。
そうすると自然とリズムも安定し、より上手に聞こえるようになります。
上手にカラオケで音程をとれるようになろう
自分がいつも聞いている好きな曲を歌うこと、音程の天井のイメージ、これらを心がけて数回練習してみてください。
やみくもにカラオケに通って練習するよりも、こうした簡単な心掛けを持って練習したほうが、格段に上達は早くなります。
カラオケの採点で高得点を取れるようになればもちろん嬉しいでしょうし、さらにはそれを聞いてくれる友達や恋人などに、上手だねと言われるようになれば、もっと歌が好きになって、もっと歌がうまくなることでしょう。
「カラオケで音程をとる方法とは?上手に音程を外れないように歌おう」への感想コメント一覧
カラオケが好きで、よく採点機能を使うのでとても参考になる記事でした。「音程には天井がある」というのがなるほどと思いました。カラオケに行くときに気を付けてみようと思います。
私はカラオケに行くと、いつも採点をするのですが、音程正解率が低いせいでなかなかこ高得点が出せません。
今度からは、音程の天井のイメージを意識して
歌ってみたいと思います。