言葉が出ず詰まってしまう原因とは。言いたいのに言えない理由を知ろう

最終更新日:2016年5月31日

クラスや会議で意見を求められた時、言葉につまって答えられなかった会話をしている時、タイミングよく言葉を返せなかった相手に言いたい事があるのにうまく言えなかったという経験はありませんか?

今回は「言葉がつまるとき」に考えられる主な原因についてご紹介します。

1.言葉がつまりやすいのは緊張している時

言葉がつまる主な原因として一般的に考えられるのは「緊張」です。

緊張には主に2種類のタイプがあります。

一つ目は場面に起因した緊張です。

絶対に成功したいと意気込んでのぞんだ商談や、練習の成果を発表する舞台、大勢の人の前での演説などがそれにあたります。

緊張が高まると人間は言うべきことをど忘れしたり、言いたいことが分からなくなったりします。

そして二つ目は関係性に起因した緊張です。

初対面の相手、自分の意識する人や好きな人、目上の人、憧れている対象と話す機会に感じる種類の緊張です。

特殊な場面で緊張するのと同じように、相手が1人や少人数であっても、緊張のために頭が真っ白になり、思ったように言葉がでなくなることがあります。

こんなとき、頭の中は完全に冷静さを失ってショート寸前です。

「何か言わなければ」「うまく取り繕わないと」などと焦れば焦るほど、思考回路がフリーズして言葉が出てこなくなります。

緊張が原因で言葉につまる場合、場数を踏んで慣れていくことが効果的な解消法になりますが、緊張度の高い場面はそう毎日あるものではないので、なかなか練習の機会がありません。

発表会やスピーチなど、緊張を事前に予測できる場合なら、前もって会場に何度も足を運んで離れしたり、リラックスできるアイテムを用意したり、頭の中でイメージトレーニングしたり、自宅などのリラックスできる環境で練習したりすれば、本番までに緊張が軽減されます。

自信がついて緊張が和らぎ、脳がリラックス状態になってくると、普段家族や友達と会話をしている時のように滑らかに言葉がでてくることでしょう。


2.どんなタイプの人が言葉につまりやすいか

言葉が詰まりやすい人には、性格が内気だったりとても真面目で緊張しやすかったりして、もともと話すことが得意でないタイプの方が多くいらっしゃいます。

話す事が苦手なので普段から色々なタイプや様々な年齢の人と話す機会があまりなく、いざ誰かと話す機会があっても会話を楽しめる自信がないので、どのように喋れば良いかがわからず、ギクシャクしてしまいます。

「こんなことを言うとおかしいかな」「ちゃんとした人だと思われたい」「緊張していることを悟られたくない」などと頭の中で様々な思いを巡らせているうちに、益々正しいリアクションがわからなくなってきて言葉につまり、悪循環に陥ります。

このようにシャイなタイプの人は、日頃から意識的にいろいろな人と会話をするようにして経験値を高めましょう。

買い物の時に店員さんと天気などの他愛のない話をしてみたり、近所の人や友達に会った時に、言葉のキャッチボールを長く楽しめるように努力していれば、きっと初対面や緊張する場面でもスムーズに言葉が出てくるようになります。


3.言葉のつまりには病気が隠れている場合も

ここまで、一時的に言葉が出ないケースの原因をご紹介しましたが、緊張や性格や場面に関係なく言葉に詰まるケースには別の原因も考えられます。

言葉が急に出なくなった、あるいは慢性的に言葉につまっているといった場合は、脳の病気や体や心の不調が考えられることがあります。

貧血で脳内の血流量が低下してうまく言葉を話せなくなったり、老化や認知症のために忘れっぽくなって言葉が出てこなかったりすることもあります。

また、対人恐怖症、社交恐怖症、社交不安障害、失語症、吃音など、ストレスや心因性のケースも考えられます。

場面に関係なく日常的に言葉のつまりが長引いたり、パニックや震えなどの症状が伴ったりするときは、一度病院や専門家に相談してみると良いかもしれません。

言葉がつまる、というとあまり大したことがないように捉えられがちですが、その原因は多岐に渡ります。

緊張や一時的な疲れによるものから、体や脳の不調、ストレスからくるものまで、理由が様々なため、安易な自己判断は危険です。

気になる時は、専門知識のあるカウンセラーや医師に相談するなどして、正しい対処法を身につけましょう。

自分に合った対応を考える

タイミングよく言葉が出ないと、気まずい思いをしたり、的確に自分の思いが表現できないことで焦りや不安を感じたりします。

また次もうまく話せなかったら…などと考えて鬱ぎ込む前に、一度ご自身の言葉のつまりの原因は何かを冷静に考えてみましょう。

言葉がつまる背景には、自分の性格、相手との関係性、場面、体調や病気に至るまで様々な理由が隠れています。

原因に対応する対処法を調べて実践すれば、きっとまた思うように会話が楽しめるようになるでしょう。