靴の内側がすり減る原因と対策方法とは?体の歪みや靴が足に合っていないかも

どんな靴を買っても、内側がすり減ってしまう悩みを持っていませんか?靴が均等に減っていかない場合は、靴の修理をすればそれでいいというものではありません。

そこで今回は靴の内側がすり減る場合の原因と対処法をご紹介します。

内股やX脚~骨盤から改善

内股やX脚の方が、最も靴の内側をすり減らせてしまうという問題を抱えています。

脚の形や歩き方に原因があると思われがちですが、実は内股やX脚の方は骨盤からの問題があります。

内股の方は、骨盤が広がり気味になっています。

そして、骨盤がお腹に近い部分から前に傾斜している状態となり、そのため股関節が内側に回ってしまいます。

内股やX脚の治療として、脚のマッサージなどをしている方も多いのですが、骨盤から改善しないと意味がありません。

改善にはストレッチが有効です。

床に両足とも内太もも全体をつけ、両方のつま先を外に向けます。

いわゆるぺちゃんこ座りといって、腰などに悪そうですがストレッチとして時間を決めて取り入れるなら問題ありません。

空き時間などを見つけて行いましょう。

1日のストレッチ時間は30分以内にすることが大切です。

偏平足~ソールなどを使って対処

成長につれて偏平足は改善されていくと言われています。

しかし、現代の生活では筋力などが少ないことによって、偏平足のままという方も増えています。

もともと人間は、足の裏をべったりと地面につけて歩くようにはできていません。

そのため偏平足は、足の痛みを引き起こしやすいのです。

痛みをカバーしようとして、歩き方に癖が出てしまうという状態も起こりやすいですね。

偏平足の改善は、筋力アップや、足の裏や足指を使った運動も効果的でしょう。

ただし一朝一夕に土ふまずができるというものでもありません。

偏平足専用のソールを使って、足裏への体重のかかり方をまず改善するところからスタートしましょう。

整形外科の中には、足の問題などを見極めて適切なインソールを合わせてくれるところもあります。

ひざを曲げて歩いている~歩き方の改善

靴の内側がすり減っている方の中でも、増えているといわれているのがこのタイプです。

これは歩き方の問題と、筋力の問題が関係しています。

正しい歩き方ができないために、本来必要な部分に必要な筋肉がつかず、さらに歩き方が悪くなってしまうという悪循環にはまっている方が少なくありません。

無意識であることが多いため、なかなか改善しようと気付く方が少ないのですが、年齢を重ねるにつれて大きな問題となることもあります。

足は心臓のポンプともいわれているように、きちんと歩かなければ全身の血液循環が悪くなってしまいます。

このタイプの方は、冷え性でむくみに悩んでいることも多いでしょう。

正しい筋肉のつけ方は、正しい歩き方から始めます。

常にひざを伸ばすことを意識すること、上から引っ張られている気持ちで歩きましょう。

しっかりと手を振って歩くことも大切ですよ。

靴のヒールが高すぎる~フィッティングして靴を買う

パンプスデビューをした方に内側のすり減りが起こりやすいこともありますね。

この原因は、ヒールが高すぎるといってもよいでしょう。

初めてのヒールは、それまでと使う筋肉が違います。

もともと筋力不足の方は、カバーしようとして不自然な歩き方となってしまいやすいのです。

この問題を解決するためには、きちんと合った靴をきっちりとフィッティングして購入することが大切になってくるでしょう。

デザインだけで決めるのではなく、靴を履いた時に試しに歩いてみるようにします。

また、仕事の関係上どうしても高いヒールの靴を履かないといけないという方もいるでしょう。

そんな場合は、通勤時は履き替えるなどして、できるだけヒールの高い靴を履く時間を減らすようにすると良いでしょう。

足のトラブルがある~治療が必要

重心が足裏全体ではなく、部分的にかかっている場合も靴の内側をすり減らします。

歩き方などの問題から引き起こされていることもありますが、足のトラブルによってきちんと立てない、歩けないというケースも少なくありません。

足のタコ、魚の目だけでなく、外反母趾といった問題を感じている方もいるでしょう。

これを改善するためには、やはりトラブルをきちんと改善することが大切です。

慢性的なタコや魚の目、さらに外反母趾は原因を突き止めて、きちんと治療しないと治ることはありません。

魚の目やタコなら一時的に自分で治療する方法もありますが、繰り返して起こる場合、長らく悩んでいる場合や外反母趾などはやはり専門のところで治療するべきでしょう。

靴の内側がすり減る原因を知ろう

靴の内側がすり減る原因は、こういったものが複雑に絡み合っているケースもあります。

「ずっと前からこうだから…」と気にしないようにしている方もいるかもしれませんね。

しかし靴の問題だけでなく、健康にも問題をもたらしてしまう要因となるかもしれません。

原因を知って、できるだけ早く改善する必要があるでしょう。

 

    「靴の内側がすり減る原因と対策方法とは?体の歪みや靴が足に合っていないかも」への感想コメント一覧

  1. 1. 名無しのイケジョさん2018/06/11(月) 12:39

    靴の内側が良く擦り減っているのが気になっていたのですが、まさに冷え性でむくみに悩んでいました!歩き方が問題だったということが分かってよかったです。今後は歩き方に気を付けて改善していきたいです。

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