虚言癖の原因と心理

最終更新日:2015年6月5日

実家が大金持ちだとか、彼氏がサッカー選手だとか、すごいなあと思って聞いていたのに、蓋を開ければそれは全部嘘。

そんな風に嘘が行き過ぎて、虚言癖にまでなってしまっている人は、なぜそんな行動をとるのでしょうか。

今回は、そんな虚言癖の人の特徴や心理について紐解いてみましょう。

1.嘘へのハードルが極端に低い

まず、虚言癖に発展する大前提として、嘘をつくことに対する罪悪感が、極端に低いということが挙げられます。

普通だったら、人に嘘をついたら、悪いことをしたという気持ちでいっぱいになりますし、いつバレるか冷や冷やして落ち着きません。

そんな思いをするくらいなら、正直に本当のことを言った方が楽ですよね。

ですが、虚言癖がある人は、そもそも嘘をつくことが悪いことだと思っていません。

もしくは、嘘に慣れ過ぎて、罪悪感が麻痺してしまっているのかもしれません。

何がきっかけでそうなったのかは人それぞれでしょうが、正直に生きている人よりも、嘘のハードルが低いのは確実です。

そうでもなければ、たくさん嘘をついたりなんかできませんよね。


2.間違ったプライドに支配されている

自分は、周囲に尊敬されるべき人間だとか、人に見下されるのは許せないとか、プライドが高すぎる人も、虚言癖が出やすい傾向にあります。

本来なら、尊敬されたければ実績を積むとか努力するなど、それ相応の労力を払って、名声を勝ち取るのが普通ですが、その部分をショートカットしてしまって、事実とは異なることを言って、尊敬や賛美を得ようとするのです。

なぜ、その部分を省いてしまうかと言うと、虚言癖の人は、「努力の結果、すばらしいものを得た」ということを、泥臭いことだと思っている傾向があります。

努力自体を恰好が悪いことと思っているので、最初から努力して評価を得ようと思っていないのです。

努力もせず、人が羨むものを持っているということが、カッコいいと勘違いしているんですね。

こんな、「間違った高いプライド」をいつまでも抱えてきてしまった結果、嘘をついて、楽に評価を得ることを覚えてしまったのです。


3.自分の現状を受け入れられない

生きる上では誰だって、能力や容姿が伴わないとか、家柄や親の地位など、自分の力ではどうにならないことがたくさんあります。

それを受け入れて、その範囲の中で充実した人生を送ることが、人の本来あるべき姿なのですが、それをどうしても受け入れられない人もいるようです。

そんな、どうにもならないことに不満を持ち続け、それから目を背けるうちに、違う自分になりたいという願望が生まれます。

その願望が病的に強まると、虚言によって、自分が望んだ自分になろうとするのです。

実際とは異なっても、周りのみんなが自分を理想の自分の姿で見てくれるならそれでいいと、ある意味割り切っているところもあります。

周囲を振り回す結果になったり、嘘がばれた時に信頼を失うよりも、ほんの一時、偽りの自分でいられる方が幸せだということです。


4.色々持っている人に対する憧れが強すぎる

資産家の子供だとか、アイドルが親戚だとか、凡人の目から見たら羨ましいと思うのは当然のこと。

でも、そんな憧れは、ただの憧れと思って、自分が与えられた環境で、人生を生きる方が重要です。

しかし、時には、自分もそんな風にちやほやされたい、憧れられたいと強く思ってしまい、それを得るために嘘をついてしまう人もいます。

それが塗り重なって行くと、ちょっとした嘘がやめられなくなり、虚言癖へと発展するのです。

そんな人の特徴は、資産家だから贅沢できるとか、アイドルと普段会えるなど、その人が恵まれている部分には何の興味も無く、「人に憧れられる」という部分にだけ執着してしまっていることです。

この歪んだ認識は、過去によほど馬鹿にされたことがあるとか、恵まれない環境で育ったなど、人格形成の段階で問題があった人に多いです。


5.人を信用していない

また、自分が嘘をついているという自覚があるタイプの虚言癖の人は、周囲の人を信用していない場合が多いです。

嘘で塗り固めていない素の自分では、ちゃんと付き合ってもらえないと思っているのです。

また、嘘をつくことに抵抗が無いのも、相手を信用していないため。

周りのみんなは、正直に、本当のことを話す価値の無い人間だと感じているのでしょう。

こんな風に、自分以外に信用できる人はいないと思っているため、周囲を騙したりしても平気でいられるのです。

今までに、人に裏切られたことがあるとか、信用できる人に出会えたことが無いなどの事情があるのでしょうが、ちょっと理解不能ですよね。

虚言癖の心理を知って理解をしてあげよう

虚言癖がある人の特徴や、それに発展した心理などをご紹介しました。

あなたの周りに、虚言癖があって周囲を困らせる人はいませんか?
いるのだとしたら、こんな理由で虚言を吐いているのだと思って、見守る程度にしておいた方が安全かもしれません。