ネカマを演じる人の心理とは

ネット上では女性なのに、現実世界では男性という人をネカマといい、多く存在しています。

そのようなネカマになる人はどのようなことを考えているのでしょうか。

ここではネカマをする人の心理についてご紹介します。

ネカマは必ずしも女性に憧れているわけではない

女性を騙ってネット上でそれらしく振舞っているというだけであれば、もしかしたら現実世界で女性になりたい、女性として扱われたいといったような、女性に対する憧れを持った人なのかと思うかもしれません。

けれども実際はそのように思っている人は少数派です。

現実世界で女性に憧れている人は、ネット上で女性を騙ったとしても心の内は女性そのものであることが多くなります。

そのため「ネカマ」という概念には当てはまりません。

なぜなら、ネカマというのは現実世界において男性であることの地位や立場をそのまま保持した上で、ネット上で自由に振舞いたいといった願望を持っている人が多いからです。

女性に憧れている人は、ネット上で女性キャラを演じている時には心の底から女性になっているのです。

ですから、男性の考えを持った上で女性を演じているネカマとは少々違った立場にいるといって良いでしょう。

ネカマを騙る人の多くは男性か女性かを選ぶ時に、男性以外のものであればなんでも良いというのが本心です。

そのため現実の自分と違うキャラを演じる事が出来ればそれで良いと思っている人が多いのです。

ストレス発散をしたい人の逃げ場

ネカマを騙っている人は日頃からストレスを抱えている人が多いといえます。

なぜなら現実世界では男性としての立場があり、言いたい事も言えない毎日が続いている中で、ネットの世界で、しかも女性という自分とはかけ離れたキャラクターであれば、自由にストレス発散することができるからです。

どんなにおかしな発言をしたところで、自分とはまったく別人格のセリフであればその事に対して何も責任を負う必要は無いと考えているからです。

本来ならばいくらネット上とは言え、操作しているのは現実世界の人間ですから責任を負う必要は誰にでもあります。

しかし自分とは違うキャラクター、違う世界観で生きている間はそういった事は考えずにすむというのがネカマ独特の考え方です。

わざわざ自分とは違う性別のキャラクターを作り上げて、ネットの世界に時間を割くという事はそれだけ時間をもて余している人だともいう事が出来ます。

時間があって、ストレスを多く抱えているという状況だったなら、暇つぶしになるからという理由だけで女性キャラとして言いたい事をいい、好き勝手に行動する時間を楽しむ事ができるのでしょう。

女性自身に興味がある

日常生活に何かストレスを感じているというわけでは無いけれど、女性自身に興味があって、女性同士の会話や思考について知りたいと考えている人も、ネカマになる事があります。

なぜなら、ネット上で女性として他の女性と接する方が、女性独特の会話や情報などがすんなりと入って来やすいからです。

同じ女性同士であれば、好きな下着のブランドや化粧品の話、女性ならではの悩みなどを話しやすくなります。

しかもインターネットという環境は実際に会って話をするわけではありません。

ある程度趣味や考え方が似た女性同士であれば簡単に友達として受け入れてもらうことが出来ます。

話をしていく中で、女性にしか分からない話を振られたらしどろもどろになるような人はネカマである可能性が高いです。

また、女性に対して自分の話をあまりせずに、人のことばかり質問をして根掘り葉掘りプライベートなことまで聞いてくるような人は、ネット上で女性と交流を持つことが目的という場合もありますので注意が必要です。

「もしかしてネカマかも」と思ったら無難な話で切り上げておく方が安全と言えるでしょう。

女性の方が便利という計算高い人

ネット上には沢山のアプリやゲームがあり、無料でも十分楽しめるものが多く存在します。

けれども、ある程度遊んだらやはりそれ以上は課金して楽しむ方が幅が広がるといったものがほとんどです。

暇でもない、ストレスも抱えていない、女性に対してそんなに興味は無いけれど、それでも女性キャラを演じているような場合には「ネット上では女性として過ごしていた方が得する方が多い」と計算している人だと言えます。

例えば戦闘もののゲームなどで、1人ではどうにも太刀打ちできないような場合。

チームを組んで戦う必要がでてきた時に女性キャラの方が助けてもらえる確立は高いと言えるでしょう。

また、女性しか受け取る事のできないアイテムや女性独特のファッションなどに価値を見出す人も、その恩恵を受ける為にネカマとして振舞っている可能性が高いです。

あえて課金をしてアイテムを手に入れなくても、男性キャラに色目を使ってアイテムをプレゼントしてもらう事もあります。

そのような「女性の特権」をたくみに使って満喫している計算高いネカマも沢山いるのです。

ネカマを演じる心理を知ろう

どんなにネット上で仲良くなった相手でも100%信頼して何もかも打ち明けてしまうのは大変危険な行為です。

なぜなら現実世界では出会えないような素敵な出会いも沢山ある反面、実際はどんな人なのかわからないといった不安も多くあるからです。

しっかりとした警戒心を持って、楽しく程良くネットを満喫できたら良いですね。

 

    「ネカマを演じる人の心理とは」への感想コメント一覧

  1. 1. ひーさん2018/05/29(火) 19:34

    ネカマというネーミングが面白いと思いました。ネット上だけでも違う自分を演じることができたら、日頃のストレスも飛んでいって気持ちいいかもしれません。

  2. 2. ワニ2019/06/28(金) 10:49

    男性にも女性にも現実世界で無理やり強いられてる事があると思います。~らしくしないとみたいな。そういう垣根を取り払ってくれるからでしょうかね。確かに異性でなくとも動物のようなのでも良かったのかもしれません

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