年賀状を出す際のマナー5つ。マナーを守って年賀状を出そう

年賀状というと、最近では携帯電話やスマートフォンの発達でメールやLINEなどのメッセージで済ませてしまうという人も増えているのではないでしょうか。

それでも年賀状というのは受け取るととっても嬉しいもの。

そこで今回は、年賀状を出す際のマナーについてご紹介します。

なるべく投函期限を守り、元旦に届くようにする

年賀状を必ず元旦に相手に届くよう送るためには、年賀状の投函期限というその期日までにポストに年賀状を投函する必要があります。

期日は毎年クリスマス前後で、その日までに投函すれば元旦に届くように配達してくれる、というものです。

投函期限は郵便局のホームページに掲載されていますし、最近ではCMでも流れていたりするのでチェックすると良いでしょう。

通常郵便物は2~3日で届いてしまったりするので、その感覚でいうと随分早い締め切りですよね。

クリスマス前後というと、仕事にイベントにとかなり忙しい時期ですから、うっかり「期限昨日だった」とならないように早め早めの準備が大切です。

しかし実はこの年賀状「松の内」と呼ばれる、松飾りを立てておくまでの1月7日までに届けば実際はマナー違反にはなりません。

でも元旦に届かないと「投函期限に間に合わなかったんだな」とばれてしまうのが年賀状の辛いところ。

せめて上司や目上の人には元旦に間に合うように出したいものです。

年賀専用ではないはがきには、指定された場所に必ず「年賀」の文字を入れる

実は年賀状は、お年玉抽選番号付きなどの年賀専用はがきでなくとも送ることができます。

例えば、手作り和紙のはがきで送りたい、普通の官製はがきに自由にデコレーションをして送りたいなどと言った場合も問題はありません。

ただその場合、1点注意があります。

それは、表面(宛名を書く面)に赤文字で「年賀」と記入しなければいけない、ということです。

「年賀」と赤字で書く場所は特に場所は指定はされていませんが、切手の下に書くのが一般的です。

郵便局の人が仕分ける時にわかるようにはっきりと書きましょう。

これを守らないと通常の郵便物として配達されてしまうので要注意。

「期日を守って投函したら、“年賀”と書き忘れて年内に届いちゃった」などということになってしまいます。

相手に合わせたデザインの年賀状を送る

凝ったデザインの年賀状を友人からもらったりすると自分のために時間を掛けて作ってくれたんだな、と嬉しい気持ちになったりしますよね。

ですが、漫画やアニメのキャラクターの絵を描いて作成した年賀状などは、友人には笑って許してもらえたり、共通の趣味を持つ人には喜ばれたりしても、会社の上司やその漫画やアニメを知らない人は困惑してしまうし、大変失礼にあたります。

凝ったデザインの年賀状を送りたいと考えている人は、それは親しい友人だけに送る用として、上司などの目上の人にはあまり華美になりすぎない無難なものにするなど、必ず年賀状の書きわけをしましょう。

せっかく送る年賀状で上司の評価を落としてしまうのはもったいないですよ。

喪中はがきをもらった相手をきちんと把握しておく

さまざまなお付き合いをする中で、1年以内に近しい人に不幸があった人からは喪中はがきを受け取ることがあるでしょう。

このはがきを受け取ったときは、相手に年賀状を送ってはいけません。

喪中と知らずに年賀状を送ってしまうのは仕方ありませんが、喪中はがきを受け取ったのに年賀状を出してしまっては「常識のない人」と思われても仕方がありません。

喪中はがきを受け取ったら、必ず手帳などにメモをするなりして、相手の状況をきちんと把握しておきましょう。

短くても良いので必ず一言コメントを添える

年賀状を出す上で一番大切なのはこれ、ずばり「年賀状には短くても必ず自分の言葉で一言コメントを添える」です。

最近はプリンターなども発達して、宛名も挨拶の言葉も一文字も手で書かなくて済む時代です。

ですがだからと言って形式だけの挨拶を印刷して出してしまうのは考えものです。

せっかく年賀状を出すのに、受け取った相手も、ただ1枚ハガキがポンと来ただけでは「相手は一体どうしているんだろう?」とあなたの近況もわからずがっかりしてしまいます。

どんなにシンプルな年賀状でも「元気にしていますか?」「仕事が最近やっと落ち着いて来ました。

そちらはいかがですか」などと一言、自分の近況を伝えたり、相手の状況を尋ねたり、体調を労わったりする言葉が入っているものが一番受け取って嬉しいものです。

この一言が思い浮かばず苦労する人も多いかもしれませんが、相手の顔を思い浮かべながら、頑張って書きましょう。

年賀状のマナーを守って出そう

年賀状を出す際のマナーについてご紹介しました。

年賀状というと堅苦しく考えがちですが、マナーさえ守れば難しいことはありません。

年賀状はいくつになって受け取っても嬉しいもの。

もう何年も書いていないという人も、今年は思い切ってチャレンジしてみませんか。

きっと思っているよりずっと、受け取った人から喜んでもらえますよ。

 

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