日常のシチュエーションや、接する人によって、まるで別人のような二面性がある態度を示す「二重人格」な人がいます。
そういった人には、どのような特徴があるでしょうか。
異性に好意を持たれたいという意識が強く、異性ウケが良いのが、二重人格な人の特徴
同性と接している時は、ざっくばらんだったり、言葉づかいが悪かったりするのに、異性と接するときばかり優しくなったり丁寧になったりして「いい人」になってしまう人がいます。
二重人格の人は「異性に好意を持たれたい」という意識が強いので、態度や時に考え方まで示し方まで変えて接し、全く別人のようになってしまう人が多いのが特徴です。
長く接するうちにどうしても地が出てしまい、二面性がばれることもありますが、最初のうちは大半が騙されてしまい、異性に好感をもたれている人が多いでしょう。
異性には評判がよいのに、同性の評価がいまいちの人は、二重人格な人である可能性が極めて高いと言えます。
上司などの目上ににゴマをする小心から態度が変わるのが、二重人格な人の特徴
職場の上司や先輩など、所属している環境の中で権力を持った人に対し、そういった人に気に入られることによって自分の立場を常に優位にしておきたいという気持ちが強い人は、二重人格な態度をとりやすいと言えます。
上司や目上にゴマをすることで、自己保身をし、自分の立場が悪いものにならないよう、気にかけている小心な心が、態度を変えさせているのです。
同僚や後輩には狡猾だったり、傲慢な態度をとるくせに、上司にはやたら謙虚で気が利く人を演じている人もいます。
同僚以下の評価が悪いのに上司には評判が良い人などは、二重人格の典型的な特徴と言えます。
逆に、上司の評判が悪いのに同僚や部下の評判が良い人は、本音を上司に正直にぶつけてしまうタイプと言え、同じ評価が立場によって違う場合でも、後者のような目下にウケる人は、裏表がない人と言えます。
イライラしているとストレスで八つ当たりなどをしてしまうのが、二重人格な人の特徴
たまたま機嫌が悪く、イライラしている場合、普段は比較的温厚なのにもかかわらず、言葉遣いが荒くなったり、態度が冷たく、まるで別人のように接してくる人もいます。
このように、うまく感情をコントロールできず、イライラの原因に無関係な人にまで、当たり散らしてしまうなども、二重人格な人の特徴です。
他人の目から見てどう思われているかよりも、自分の目で見てどう思うかという主体性の方を重視しているので、冷静さに欠き、八つ当たりをしてもあまり周囲に罪悪感などを持たない人が多いのが特徴です。
まだ自分にそういう傾向があると自覚が多少なりにあり、落ち着いているときに誤ってくるような人は救いがありますが、そうでない人は「自分はいらいらしているのだから、機嫌が悪くて当たり前」と態度を自己正当化してしまっているものです。
まるで別人のような八つ当たりをしても全く悪びれない人もいます。
急に立場が変わると、立場に合わせて考え方を変えてしまう
人間は本質では、どんな時でもそう変わらないと言われていますが、昇進などを気に責任のある立場になったとたん、今まで部下の立場だったのですから部下の気持ちがわかっているはずなのに横暴な態度をとるなど、ガラッと人格が変わってしまう人がいます。
立場が変わったことに対して、自分をしっかり持って臨機応変に対応できない人に多く、二重人格な人の特徴とも言えます。
自分の力量以上のポストに抜擢されるということは、本来喜ばしい昇進ではありますが、それがあまりに本人にとって、重荷だったり、大きなプレッシャーだったりすると、自分を守ろうとして、自分が部下だったころの理想の上司像を忘れてしまい、嫌で横暴な上司と同じ態度をとってしまいます。
環境の変化へのプレッシャーに弱く、それによって考えを変えてしまうのも一つの特徴です。
身内への依存心が強いのが、二重人格な人の特徴
二重人格な人の中には「内弁慶」と言われている人がいます。
外では愛想がいいのに、家庭では威張り散らしている人のことを言います。
営業などの仕事についている人に多いですが、お客様などのわがままに愛想よく我慢して付き合うことがストレスになり、家庭ではそのストレスが爆発して、家族に自分がクレーマーになったかのように、当たってしまいます。
わがままを言う、ということは、わがままが言える環境にあるということなので、家庭の中で、家族に対する依存心が強いからこそ、八つ当たりを許容してもらっているのだと言えます。
仕事のことで家族に当たるのはあまりいいことだとは言えませんが、悩みのはけ口がなく、ストレスで病気などになってしまうよりはマシかもしれません。
こういった二重人格の人の家族は、お子さんなどは親の二面性のもう片割れの愛想がいい方を知らない場合が多いので、親を誤解してしまう可能性もありますので、要注意です。
二重人格な人の心理や特徴を知ろう
二重人格な人は、総じて自己保身のために、態度や考え方などを臨機応変に変え、本人としてはうまく立ち回っているつもりなのでしょうが、周りが第三者的にみると、落ち着きや一貫性のない態度と思われてしまう、そんな傾向が特徴として表れています。
誰しも自分がかわいいに決まっていますが、他人の目からみた自分を意識することができると、同じ二重人格でも反省ができるかもしれませんね。
「二重人格な人の特徴5つ。態度や考え方を変えていく心理とは」への感想コメント一覧
多面性のある方に属する私は、そういった方と関係を持つ際はどちらも本当の貴方だと思うようにしてます。職場での上下関係故に態度が変わる場合は別ですが