ニキビが1つ見つかると、次第に増えてきてしまいますよね。
思春期や若さの象徴と思われている反面、最近は、成人になってもニキビの悩みが尽きない人もいるのではないでしょうか。
ニキビがあると、鏡を見るのも憂鬱になりますし、メイクをする時にも気をつけねばならなくなって上手にしにくくなることもありますね。
ですからニキビは早めに治したいものです。
そのために、ニキビの芯を手っ取り早く取ってしまおうと考える人も少なくありません。
しかしニキビの芯を取ることはデメリットもあるため、注意しなくてはいけない面もあるのです。
そこでニキビの芯をとる方法と注意点について、5つの観点からご紹介します。
ニキビの芯を取るために必要なもの
自分でニキビの芯を取ろうと思ったら、適切な小道具を正しく使う必要があります。
薬局やドラッグストアで販売されているものばかりですから、比較的、手に入りやすいのではないでしょうか。
ニキビを直接、手で触ると、ばい菌がついたり炎症の元になったりする恐れもあります。
ですから、必要な小道具を用意すると良いですね。
まず、面皰圧子というスプーン状のものに小さな穴が開いているものを用意しましょう。
次に、ピンセットを用意します。
またニキビ専用の軟膏や綿棒、タオルも準備すると良いですね。
尚、面皰圧子やピンセットは、直接、皮膚やニキビの芯に触れますから、事前に消毒しておくことが大切です。
綿棒やタオルは清潔なものを使用しましょう。
白ニキビの芯の取り方
白ニキビとは、毛穴に余分な皮脂が溜まってしまった状態です。
もちろん、皮脂だけではなく、落としきれなかった表皮の汚れや洗顔料等、様々なものが挙げられます。
まだニキビとしては初期段階でもあり、毛穴に詰まった皮脂によって皮膚が少し盛り上がって見えるのではないでしょうか。
このような段階であれば、適切な手順に従って芯を取る場合もあるのです。
1.芯を取りたいニキビがある部分を湯で濡らしたタオルで温めます。温湿布や蒸らすようなつもりで温めましょう。
2.ニキビがある部分の湿り気が乾くまで数分待ちます。
3.面皰圧子の小さな穴からニキビが見えるように、そっと5秒くらい押し当ててから緩めます。
4.3を数回繰り返す。
5.面皰圧子の小さな穴からニキビの芯が出てきたら、ピンセットで抜くのです。
6.ニキビの芯を取った後の毛穴に、綿棒でニキビ用軟膏を塗っておきます。
1.~6.の手順で芯を取れなかった場合は、無理をして、続けて再度試すのはやめましょう。
過剰な皮膚への刺激を避けるためにも、別の日に再度試すことが大切です。
黒ニキビの芯の取り方
黒ニキビとは、ニキビとしてはまだ初期に含まれるものの、白ニキビとは違います。
毛穴の奥のほうに詰まっていた皮脂や汚れ等が多くなり、黒ずんでくると共に毛穴が開いてきたことを示すものです。
このような段階であれば、まだ、自己流でニキビの芯を取る方法を試すことも考えられるのではないでしょうか。
もちろん、適切な手順により、清潔な状態で行う必要がありますよね。
ですから、先ほどの1~6の手順を踏襲して、ニキビの芯を取るのです。
同様に、うまくニキビの芯を取ることができなかった場合は、無理に続けようとするのは控えることが大切です。
また後日に改めて試すようにしましょう。
赤ニキビの芯の取り方
赤ニキビとは、ニキビの部分である毛穴に炎症が起きている状態です。
毛穴に詰まり溜まってしまった皮脂や汚れによってアクネ菌が活性化されて、炎症に繋がります。
こうなってしまうと、赤ニキビの部分に痛みを感じたり痒みを感じたりすることも多くなりますね。
このような段階であれば、自己流でニキビの芯を取るのはやめる決断をすることが重要ではないでしょうか。
そのため、ニキビの芯を取りたい場合には、皮膚科を受診して専門医にお任せするのはいかがでしょうか。
皮膚科ならば、赤ニキビの炎症に対する適切で迅速な治療を行うことが可能です。
また、受診した段階で芯を取るのがより良い手段なのかどうかという判断も正しく行ってもらえます。
ですから、赤ニキビの状態になったら、まずは専門医の判断を仰ぎましょう。
その上で、芯取りが可能という判断を出されたならば、皮膚科で処置をして取ってもらうと良いですね。
黄ニキビの芯の取り方
黄ニキビとは、ニキビの部分が炎症を起こしている赤ニキビが更に悪化している状態のことです。
つまり、化膿しているため、ニキビの部分に膿が溜まって黄色に見えるのですね。
こうなってしまうと、痛みはもちろんですが、ニキビの状態も毛穴の奥深くまで炎症が進行している可能性があるので気になりますよね。
このような段階になったならば、ニキビの芯を取るということよりも、まず、溜まっている膿を出す必要があります。
そのため、迷わずに皮膚科を訪れることが重要です。
皮膚科ならば、専門医の手によって、膿を排出するための処置が適切に行われるでしょう。
また、化膿している状態になっているということもあり、抗生剤が処方されることも少なくありません。
ここまで進行すると、ニキビ治癒後も、皮膚の凹凸感がニキビ痕として残ることも考えられるので気をつけたいものです。
ですから、早めに皮膚科を受診したいですよね。
ニキビの種類や状況に合わせた適切な処置をしよう
ニキビの芯をとる方法はいくつかありますが必ず注意をして行いましょう。
ニキビには、進行状態によって様々な呼び名があり、症状の軽重も違います。
ですから、たかがニキビと思わずに、早めに処置をしてすっきりした素肌を手に入れましょう。
ただし、ニキビの芯を取ることについては、消毒と清潔さを念頭に置いて、適切な方法・手順で行うことが大切なのです。
少しでも不安に思うことがあれば皮膚科などの専門医へ相談することをオススメします。
「ニキビの芯をとる方法とは?ニキビの種類や状況別の対処法」への感想コメント一覧
白ニキビが良く出来てしまうのですが、手でそのまま潰してしまって赤くなったり血が出て来てしまっています。
こちらの手順をしっかり見て勉強させてもらいました。