ナッツが体に良いと言われていますが、たくさん食べれば良いというわけではありません。
食べ方を間違えると、体に良くないこともあります。
正しい知識を身につけて、美容と健康に良いナッツを取り入れましょう。
ナッツの栄養と注意点をご紹介します。
アンチエイジングにはアーモンド
アンチエイジングにはアーモンドがオススメです。
アーモンドにはビタミンEが豊富に含まれています。
若返りのビタミンと呼ばれるEの含有量はナッツの中でトップです。
ビタミンEは強い抗酸化作用があり、体内で発生した活性酸素を除去してくれる働きがあります。
活性酸素は細胞を酸化(老化)させたり、DNAを傷つけたりします。
その活性酸素を除去してくれるということは、細胞が若々しい状態を保ち新しい細胞に生まれ変わります。
すなわち、細胞の老化によるシミやシワを防いでくれるのです。
便秘にはクルミ
ナッツは良質な脂質の不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
その脂質に整腸作用があります。
その中でもクルミは食物繊維が豊富なので便秘にはクルミがオススメです。
便秘が解消されると吹き出物が減るなど肌にも良い働きをしてくれます。
その他クルミには必須アミノ酸のトリプトファンが含まれており、セロトニン(別名、幸せホルモン)の分泌を改善してくれます。
セロトニンが増えると不眠が解消されたり、ウツ病にも効果があります。
疲労回復にはピスタチオ
疲労回復に良いのはピスタチオです。
ピスタチオにはビタミンB1が豊富に含まれています。
糖質を栄養に変えるのをスムーズにしてくれるのがビタミンB1です。
そのため疲労回復効果があるのです。
そして女性に不足しがちな鉄分も含んでいます。
鉄分が不足すると貧血になってしまいます。
ピスタチオには鉄分と銅も含まれており銅がヘモグロビンの形成を手助けしてくれます。
なのでピスタチオは特に女性に嬉しいナッツです。
生活習慣病の予防
ナッツの良質な脂質である不飽和脂肪酸には他にも様々な効果があります。
ナッツの約50%が脂肪分です。
不飽和脂肪酸は善玉コレステロールを増やします。
悪玉コレステロールを減らすオメガ3、コレステロール値を下げたり、生活習慣病の予防に効果があるオメガ6が含まれています。
動脈硬化や心不全、心筋梗塞などの予防になることも注目されています。
血液中の老廃物が流れ酸素や栄養素を取り入れやすくなり、血行も良くなります。
血行が良くなると肌ツヤも良くなり良いことづくめです。
食べる量
ナッツは体に良いと思っておやつや、おつまみとしてたくさん食べてしまうことがありますが食べ過ぎは良くありません。
食べ過ぎると肥満や肌荒れの原因になってしまいます。
例えばアーモンドは100gで600カロリーもあります。
これではカロリーオーバーになってしまいます。
1日の摂取量は大人で25gが適量です。
アーモンドだと25粒くらいです。
子供はもう少し減らしたほうが良いでしょう。
なんでも食べ過ぎは良くありません。
食べ過ぎないよう量を守って健康的に取り入れてみてください。
ナッツの選び方
手軽に摂取出来るナッツですが、塩味がついて売られているものがほとんどです。
いくら体に良いからと言って塩分たっぷりのナッツを食べていては良くありません。
健康を気遣うなら食塩無添加のものなどを選ぶようにしましょう。
そしてよく噛んで素材の味を味わって食べましょう。
塩味に慣れている人でも食塩無添加を食べてみると意外にナッツの自然の美味しさがあるので美味しく食べることができます。
塩分の取りすぎは高血圧や胃がんの原因にもなります。
それから甘いピーナッツクリームなどは健康に良いとは言えないでしょう。
甘さ控えめのピーナッツクリームを選ぶか、食べるならピーナッツをそのまま食べましょう。
次はどのナッツを食べるかですが、ナッツは種類がたくさんあるので、アーモンドだけとかではなく、毎日いろいろなナッツを食べると、栄養のバランスがさらに良いです。
そのため食塩無添加のミックスナッツがオススメです。
ついたくさん食べてしまう人は小分けの袋を選ぶようにしましょう。
それからもう一つ注意してほしいのが、できるだけ新しいものを選ぶようにしましょう。
脂質が多いナッツは酸化しやすいからです。
開封したナッツはできるだけ早く食べるか、密閉容器に入れて保存しましょう。
ナッツは冷凍が出来るので冷凍庫の保存も良いでしょう。
クルミは殻付きのものが酸化しにくいのでオススメです。
ナッツを持っていこう
カバンなどに入れて持ち歩くにはチャック付きの小袋でコンビニなどでも売られているので手軽にナッツを摂取できます。
健康的に美人になりたいという女性は、手軽に摂れる栄養素なので是非毎日少しのナッツを摂取するという生活をしてみてください。
スナック菓子をおやつに食べるなら、ナッツに置き換えてください。
同じカロリーでも栄養価が全く違います。
ナッツを噛むことで満足感も得ることができます。
「ナッツ類の栄養と注意点。美容にナッツを食べよう」への感想コメント一覧
ナッツが体に良いのは知っていましたが、何事も程々が大事ですね。ナッツの種類によって効能が違うのは参考になりました。
小腹がすいた時におやつがわりにナッツを食べてました。流石に殻のついたピスタチオはオフィスでは食べられないけど、美味しいナッツにそんな効果があるとは!