彼女が既にいる男性を好きになり、奪ってしまう略奪愛。
恋愛の主人公になった様な気分になりますが、こうした略奪愛にはデメリットが沢山あります。
そこで今回は略奪愛はやめた方が良い理由をご紹介します。
周囲に不道徳だと思われる
表向き略奪でも、実際にはある程度順序立てて話し合い、元彼女と彼氏が納得して別れた後自分と付き合うことになったとしても、周りが「男性が新しい彼女に心を動かされたから別れたのだ」と思ってしまっていると、弁解が大変です。
筋道を立てて説明しても言い訳がましくなり、逆に多くを語らずにいれば厚かましいという印象を、周囲に与えてしまいます。
特に元の彼女や彼氏と自分の共通の友人などが多い環境にいる場合は注意が必要です。
捨てられた元彼女以外の二人の評価が確実に不道徳という風にされてしまいがちです。
三角関係がアルバイト先やパート先の仲間だったりする場合などでは、気まずくなった方が退職するなどの事例にも発展しかねませんので、相手がちゃんと関係を清算してから次の関係を始めた方が良さそうです。
相手が既婚者だとややこしい問題が山積
自分と彼が付き合えるようになったことで彼が奥さんと離婚した等、慰謝料や子供の養育費が発生するようなことがあります。
その場合ただ好きになった人に奥さんがいただけだ、今は離婚したからもう付き合ってもいいはずだ、という理屈だけでは済まないこともあります。
男性は元奥様やお子さんに、慰謝料や養育費を長いこと支払う義務を負う可能性もあります。
離婚理由が彼氏と元奥様の問題だけではなく、彼氏が新しい彼女に魅かれていたからということがわかれば、新しい彼女にも「既婚者と知っていて近づいた」ということで、相場で300万ほどの慰謝料が、元奥様に対して発生するそうです。
その彼と仮に結婚できたとしても、その彼と元奥様の間のお子さんは彼のお子さんですので、相続の問題他でなんだかんだと一生関わって行かねばなりません。
裁判沙汰になった場合、同じ会社で勤務している場合などは、女性の側が退職して男性の立場を守る例が多いようです。
なお、彼と結婚に至らなかった場合でも、略奪し、男性を離婚に追いやったという烙印に耐えかねて退職してしまう人もいます。
二股をかけた男性より女性の方が精神的・金銭的ダメージが大きいようです。
自分も略奪される可能性がある
男性で、自分に特定の彼女なり奥様がいたとして、それにもかかわらず肉食系の女性が迫ってきたとしても、多少ドキリとはするかもしれませんが、実際に恋愛を行動に移してしまう人は少ないものです。
彼女なり奥さんといきなり別れを切り出し、さっさと次の女性に乗り換えてしまう男性は、また別の相手が現れたらその女性の所に行ってしまい、新しい彼女や妻が、逆に略奪の被害者になってしまっていたということもあります。
女性の側の略奪テクニックの問題以前に、男性が主体性がなく、すぐ新たな女性になびいたり「略奪され癖」がある人の場合、同じことを繰り返すのではないかと警戒する必要があります。
他の女性にしたことは自分にもするだろう、と警戒する必要があります。
略奪された側の女性に恨まれる可能性も
略奪という形でなくても、別れた彼氏が自分より先に彼女が出来たりすると、女性はその彼女に大なり小なり嫉妬の感情が生まれたりするものです。
普通の恋愛でもこういう感情はあるわけですから、ましてや略奪という形で彼氏を奪われた女性の憎悪は計り知れない物でしょう。
その女性が人格者で、黙って去ってくれればいいですが、時に悪口を言い触らされたり、今は色々なコミュニケーション媒体があるので、SNSに悪口を書かれるなど、どんな仕打ちが待っているかわかりません。
付き合っている二人から奪い取る、割って入るというような方法でその彼氏をゲットしなくても、フリーの男性や別件で別れた男性としっかり向き合う分にはこういう問題は一切生じません。
納得して別れているカップルの元彼女が新しい彼女に嫉妬はあっても目に見える嫌がらせをしてくるリスクは、略奪愛のパターンよりずっと少ないものです。
略奪愛にはリスクがあることを知ろう
略奪愛には、それ相応のリスクがあります。
感情に任せて思い切った行動に出るのも、一つの恋愛の在り方かもしれませんが、周りだけではなく自分も傷つける可能性があること、恋愛以外のライフスタイルの変化を覚悟しないとならないことなどを考え、冷静な行動や判断が必要です。
できれば略奪という形ではなく、相手がいる人ではなく「ちゃんと自分だけと向かい合える人」を選んだ方が良い恋愛が出来そうです。
「略奪愛はやめた方が良い理由とは?慰謝料や世間体のリスクがある」への感想コメント一覧
略奪した側の友人がいますが、皆「出会った時期が遅かっただけ!」と言いますが、略奪した相手の浮気は絶対許さないそう。この記事にあったような様々なリスクを負って略奪しても、相手に対する不信感なようなものはずっと拭えない気がします。