人には必ず何かの才能があると言われていますが、自分の才能を自覚するのは簡単なことではありません。
そもそも、才能とはどんな定義なのかを考えだすと、本当にキリがありません。
人に自慢できること、お金になること、他人より突出していること……などなど、どこからが才能と言っていいのかわからない時もありますよね。
今回は、そんな中で、「自分の才能はコレだ」と信じるための方法をご紹介します。
目立たなくても、何でも「才能」と言っても良いと、気楽に構えよう
まず、「才能」と言う語感から、「人に羨ましがられるもの」「自慢できるもの」という、キラキラしたものを想像する人は少なくないと思います。
ですが、それは間違いで、他人から見ても輝いて見えるようなキラキラした才能を探し続けていては、見つからなくても当然です。
「才能」とは、TVで紹介されるような誰もが憧れる技術や、世のため人のためになることに秀でている事柄だけではありません。
大っぴらに自慢するようなことではなくても、自分にしかできないことが「才能」です。
例えば、趣味のものを突き詰めて調べたり、マニアックなものをあの手この手で収集するのも、立派な才能です。
それだけひとつのことに情熱を燃やすことは、才能がなければできません。
または、特定の家事だけが大得意、というのも才能と言えます。
料理や洗濯は苦手だけれど、掃除だけは、プロ並に掃除用具を使い分けて、きっちりやらないと気が済まないという人もいますよね。
そのスキルが高くて、かつ工夫をしつつ高い目標を目指して行動できる、ということ自体が、才能です。
このように、身近なものの中にも、あなたの才能が発揮されていることが、きっとあるはずです。
自分が昔から好きで、ずっと飽きないでいられることを才能だと思おう
「好きこそものの上手なれ」という言葉がある通り、まずは自分の好きなことが才能だという見方をしてみましょう。
やはり、自分の大好きなことであれば、究めるのもたやすく、他人よりも秀でた技術を身に付けやすいものですよね。
そして、その技術をより高めるために、研究や訓練をする時も熱心に打ち込むことができます。
例えば料理、スポーツ、ファッションや美容なんかも、それが大好きで、ずっと興味を持ち続けている人は、そのジャンルの才能があると言っても良いはずです、普通だったら、一時的にハマったり没頭したりしても、いずれは飽きて他に興味が移ってしまいます。
それを飽きることなくずっと好きでいられること自体が、「才能」だとも言えるでしょう。
でも、それ自体は好きだけれど、他人に自慢できるような優れた技術は無いから、才能とは言えないんじゃないかな?と思う人もいるでしょう。
しかし、考えてみて下さい。
現時点ではまたその技術は進化の途中だとしても、それを「続ける」ことだって才能の一部ですから、飽きたりせずにいられるのです。
このように、自分がそれ一生好きでいられることが、そのジャンルの神様に愛されている証拠ですから、まだまだ技術に自信がなくても、「才能がある」と信じてよいのではないでしょうか。
他の人よりも苦にならないことも、立派な才能と言えます
好きとまでは言えないけれど、他の人にとっては大変な苦行でも、自分にとってはあまり労力もストレスも無い、という事柄も、才能だと言って良いでしょう。
例えば接客、世の中には人と応対する仕事がストレスで、苦痛でもう耐えられないという人も存在します。
ですが、別に接客が大好きというわけではないけれど、お客にどんなクレームを付けられても何も気にならない、という性格の人もいるのです。
この後者に当てはまる人は、接客の才能があると思っても良いのではないでしょうか。
他にも、力仕事、単純作業、細かい数字の仕事など、苦手な人も少なくないことを、ストレスなくこなせるのだとしたら、それがあなたの才能です。
他の人が一つの仕事を終えるのに10のストレスや疲労を溜めるところを、1や2、もしくは0で終わらせられるなんて、本当に優れた能力と思います。
まさに、その仕事をするために生まれてきたという見方もできるわけですね。
このように、「好き」や「得意」と自信を持って言えなくても、思わぬところに自分の才能が見え隠れしているものです。
ですから、自分は才能が無い、と嘆いている人は、もう一度自分の生活や仕事を思い返してみて、苦にならないことを探してみてはいかがでしょうか。
自分の才能を見つけよう¥
自分の才能がわからない時に、それを知るための方法をご紹介しました。
「才能」といってもそれが人の役に立つこととは限りませんし、人前で言って「おおっ」と言われるようなこととは限りません。
でも、どんな小さなことでも、他人にできないことなら、それは立派な才能です。
ですから、何も自慢できることがないと嘆く前に、自分の才能を見つけて、「私には他人にない才能がある」と、自信を持って下さいね。
「自分の才能を見つける方法とは?何に優れているかを知ろう」への感想コメント一覧
才能というと皆とても大きいことを想像しがちだけど、そうではないといっているところは素晴らしいと思いました。どんなに小さなことでも、自分にしかできない秀でた部分は必ずあるはずで、それを才能ということを理解してない人は多いと思います。たとえば、世の中から毛嫌いされてるオタク。彼らは通常の人では知り得ない膨大な量の知識ををある特定の分野で持っているわけで、それはもう立派な才能だ。どんなに小さなことでも、突き止めていく好奇心と努力で誰でも大きな才能を持つことが可能だということを忘れてはいけないと思う。
自分の才能を見つけることで、自分自身を認めてあげることにも繋がりますね。素敵な記事だと思います。