自分に無いものを持っている人や、恵まれている人に嫉妬してしまうことは、人間だったら仕方のないことです。
ですが、嫉妬している時の心はどす黒く、自分の方が参ってしまいます。
ですから、ここで、周囲の人に嫉妬せずに済む方法をご紹介します。
自分は自分、他人は他人と思うようにする
まず、自分は自分で、他人は他人なのだとしっかり自覚しましょう。
自分ではない誰かが優れていたって、それは自分には関係の無いこと。
その人のせいで、自分の立場が危うくなったり、隅に追いやられるなどの実害が生じるというわけではありませんよね。
ですから、その人がどれだけ幸運に恵まれようが、どれだけチヤホヤされようが、そのせいで自分には何の悪影響も無いはずです。
嫉妬心は、自分が得たいものを得ている人に対して起こりやすいものです。
ですが、その人が先にそれを得たからと言って、あなたがそれを得られなくなるというものでは無いはずです。
このように、周囲の誰かに嫉妬しそうになったら、その人と自分をスパッと切り離して考えると、平静を保てるようになります。
その人だって苦労があるのかもしれないと想像する
誰かに出し抜かれ、嫉妬してしまったとしても、その人は、全てにおいて恵まれているわけではないはずです。
周囲が羨むものをたくさん持っている人はいますが、そんな人でも人間ですから、他の人にはわからない苦労や悩みを抱えているのではないでしょうか。
ですから、想像の範囲ではありますが、その嫉妬の対象となった人にも、あなたにはわからない苦労を抱えているのだと思いましょう。
「この分野では優れているけれど、もしかしたらここまで来るために、陰ながら血を吐くような努力をしたのかもしれない」とか、「ここではチヤホヤされているけれど、もしかしたらとても深い悩みを抱えているかもしれない」などと考えるようにするのです。
このように想像すれば、相手のことを妬ましいと思う前に、理解できたような気持ちになれるので、温かい心で見守ることができるようになります。
みんな色々な苦労の上で、幸運や評価を得られるのだと理解すれば、余計な嫉妬をせずに済むようになります。
自分にしかない長所を自覚しておく
周囲への嫉妬心は、劣等感の裏返しだったりもします。
自分が劣っていると心の奥では理解しているために、自分より優れている人に対する羨ましい気持ちが形を変え、憎しみを含んだ嫉妬心となって表れるのです。
劣等感は、深層心理に根深く入り込んでいることが多いので、その劣等感をどうにかしないことには、場所を変えても、誰に対しても嫉妬心が消えることはありません。
この劣等感を消すためには、自分に自信を持つことしか方法がありません。
ですから、他人に嫉妬して憎むよりも、純粋に自分を上げる努力をすれば良いのです。
この世のどこにも、良いところが無い人間なんて存在しません。
ですから、あなたにもどこか良いところがあるはずです。
一旦自分の内面と向き合って、自分の長所を探してみましょう。
もし、長所が見つからなかったり、良いところはあったものの自信を持つには弱いと思ったら、自分磨きを頑張れば良いのです。
時間がかかることではありますが、「自分には誰にも負けないものが一つはある」と思えば、自分より優れた能力を持つ人がいても、気にならなくなるはずです。
他人が恵まれていれば、自分にもメリットがあると考える
最後は、嫉妬というマイナス感情を、プラスに置き換えるという技です。
他人の幸せを自分のことのように喜ぶ、と言えば聞こえが良いですが、端的に言うと、おこぼれを期待するということです。
例えば、自分より先に、素敵な男性と結婚した友人に嫉妬しそうになったら、「私にも素敵な男性を紹介してもらえるかも」と思いましょう。
または、職場などでチヤホヤされている人が羨ましいと思ったら、「こんな身近に、人気者のお手本がいる」と、自分の糧にするのです。
そして、同僚に先に出世されてしまったら、「うまく取り入れば、自分の立場を良くしてくれるかも」と考えてみてはどうでしょうか。
このように、周囲の誰かの幸運は、自分の幸運に繋がるかもしれないと思えば、妬ましい気持ちも消え失せて行きませんか?心の奥では、自分の利益しか考えていないのだとしても、嫉妬心をむき出しにして食ってかかるよりも、よほどマシというものです。
逆に考えて、自分に幸運が訪れた時、周囲に憎まれたり嫉妬されるよりも、下心があっても祝福された方が嬉しいですよね。
ですから、あなたも周囲の人に嫉妬しそうになった時は、自分の利益になるのだと考えるようにしましょう。
嫉妬心を抱かないようになろう
周囲の人に嫉妬心を抱きそうになった時、落ち着ける方法を4つご紹介しました。
この方法を実践して、嫉妬しない習慣を付ければ、いずれ、どんな場面に置かれても人を妬まず、落ち着いた心で向き合うことができるようになります。
そんなふうになれれば、きっとあなたも、周囲に羨まれるような人格者として評価されるようになりますよ。
「嫉妬をしない方法とは?嫉妬心を抱かないようになろう」への感想コメント一覧
マイナスをプラスに考えるという考え方は大好きです。
悪いことすらもよく考えられる人は、他人と差をつけられる人だと思います!
わたしもなるべく嫉妬せずにプラス思考で考えたいと思います。