よく耳にする栄養素「リコピン」。
なんとなく体に良いのはわかるけれど、どういう効果があるの?と思ったことはありませんか?
リコピンは、生活習慣病の予防改善、美肌美白効果、さらには肥満予防までしてくれる、女性の味方です。
そこで今回はリコピンを多く含む食物をご紹介します。
ミニトマト
リコピンと言われて真っ先に名前が浮かぶのがトマトですよね。
トマトには100gあたり3mgのリコピンが含まれているのですが、ミニトマトはなんと8.1mg。
大きいトマトのほうが多く含まれているように思ってしまいますが、ミニトマトの小さな実にはギュッと栄養が詰まっています。
ミニトマトは小さく、カットする必要もないので、小腹が空いたときのちょっとしたおやつや、お弁当の空いたスペースに添えると気軽に食べることができます。
トマトのリコピンの量はほぼ色の濃さに比例するので、生食にこだわらずケチャップやトマトソースも活用して、積極的に摂るようにしましょう。
また、リコピンは脂溶性なので油との相性がよく、様々な油の中でも特にオリーブオイルとの組み合わせが吸収率がいいとされています。
さらに加熱することで2~3倍ほど体に吸収されやすくなるので、パスタやスープなど、アレンジを楽しんでください。
スイカ
トマトが苦手で食べられないそんな方もご安心ください。
夏の風物詩、スイカにもリコピンが含まれているんです。
紫外線から野菜や果物自らを守ってきたリコピンには、アンチエイジングで一躍有名になった抗酸化作用があると言われています。
善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを酸化させにくくするので、コレステロールと大きく関係のある動脈硬化を予防してくれます。
スイカのリコピン含有量は、100gあたり3.2mg。
トマトよりも実は多く含んでいます。
また、スイカはビタミンCも豊富で、むくみをとってくれるシトルリンという成分まで含んでいるのです。
むくみ予防になることからわかるように、シトルリンは血流量を増やす働きがあるので、冷え性や肩こりを緩和したり、代謝を上げたりします。
ひんやり美味しくて、女性に嬉しい成分がてんこ盛りなんて、とても素晴らしいですね。
とはいえ、甘い分果糖がたっぷりで水分も多いので、食べ過ぎは糖尿病や腹痛の原因にもなります。
適量を美味しく食べて、夏の太陽のパワーをいただきましょう。
スイカは皮にも栄養があるので、出来れば皮も食べることをオススメします。
皮は緑の固いところを包丁で削ぎ取ってからお漬物にしたり、細かく切って炒め物にするとおいしくいただくことができます。
いろいろな美味しそうなレシピがあるので、ぜひお気に入りのレシピを発掘してみてください。
ちなみに、美味しいスイカは縞模様がはっきりしていて、より複雑な柄のものが甘いそうです。
今年の夏は、美味しいスイカでリコピンを補給しましょう。
ピンクグレープフルーツ
トマト、スイカに続き、最後にご紹介するのはピンクグレープフルーツです。
ルビーグレープフルーツと書かれていたりもします。
旬は2月から5月頃で、主な産地はアメリカや南アフリカです。
リコピンはシミのもとになるメラニン生成を抑える効果があるので、つい紫外線対策を怠りがちな3月から5月ごろにかけての肌の手助けをしてくれます。
ピンクグレープフルーツは、ホワイトよりも酸味が少ないのが特徴です。
爽やかな味と食べごたえのあるぷちぷちした実は、そのまま食べても加工しても美味しくたべられます。
ピンクグレープフルーツのリコピン含有量は、スイカと同じ100gあたり3.2mg。
スイカやトマトと比べ、ほぼ通年スーパーに並んでいて、なおかつ価格の変動も大きくないので、手に取りやすい果物です。
グレープフルーツは、香りにも脂肪燃焼効果があることが分かっており、ダイエットの強い味方であるといえます。
しかもカロリーは丸ごと1玉食べても100kcal前後なので安心して食べることができます。
食事の前に一玉グレープフルーツを食べるダイエットで、芸能人の方がダイエットの成功されていましたね。
前述の通り価格もあまり高くないので、コストパフォーマンスはばっちりです。
さらに、カリウムや食物繊維も豊富ですので、デトックスの手助けもしてくれます。
リコピンの美肌効果や、肥満防止効果もあいまって、大活躍してくれそうな食材です。
グレープフルーツは、血圧のお薬などと相性がよくありません。
持病の治療などをされている方は医師にご相談のうえで召し上がってくださいね。
リコピンを摂ろう
意外なことに、リコピンが多く含まれているのはトマトだけではありません。
女性に嬉しい効果がたくさんあるリコピンを上手に摂って、より健康で美しい体を手に入れてください。
なお、単品ダイエットをオススメしている記事ではありません。
リコピン効果を味方につけて、美味しく健康的な食生活を心がけましょう。
「リコピンを多く含む食べ物まとめ。トマト以上にリコピンを含むものとは」への感想コメント一覧
トマトに多く含まれているのは知っていましたがミニトマトの方が多く含まれているんですね。初耳です。スイカやピンクグレープフルーツも好きなのでたくさん取り入れていきたいです。
トマトは苦手なのですが、すいかやピンクグレープフルーツなら積極的に取り入れる事が出来そうです。美肌効果に期待して意識的に取り入れてみたいと思います。
リコピンに肥満予防の効果もあるのは知りませんでした。トマトよりミニトマトの方を良く食べるのでミニトマトの方が多く含まれているのは嬉しいです。スイカやピンクグレープフルーツもこれから意識して食べてみようと思います。
いくらリコピンが体に良いっていいっても、毎日毎日トマトばかりじゃ飽きちゃいますよね。スイカやピンクグレープフルーツでもリコピンがとれるのは嬉しいですね。
ピンググレープのウェルチ飲みながらこの記事を読みました