鎖骨が痛い時の原因まとめ。骨折や病気の可能性も

最終更新日:2015年12月3日

鎖骨は普段、傷んだりすることが滅多にない部分なので、痛みや違和感があると心配になります。

鎖骨そのものに原因がある場合と、その背景に違う病気が潜んでいる場合もありますので、思い当たる節がある場合は早めにチェックしておきましょう。

1.首の筋肉からくる痛み

鎖骨が痛い場合、実は首回りの筋肉の強い緊張から来ている場合があります。

原因はそれぞれ異なり、1つとは限りませんし、特定するのは意外と難しいです。

多いのは肩こり、首の後ろの筋肉の緊張です。

その延長線上として、頭痛、ストレス、慢性的な疲労、自律神経失調などから痛む場合もあります。

肩こりや首こりは凝りと言う物質的な原因から心的な原因まであるので、どちらも改善することが大切です。

ストレッチや温めるなどのコリをほぐす対処法と、ストレスを取り去る対処の両方を行う必要があります。


2.ヘルニアの可能性

鎖骨の周りには神経が多く走っています。

さらに、血管も走っているので、これらの炎症や異常が鎖骨の痛みとして出てくることがあります。

特に多いのがヘルニアです。

ヘルニアは骨が神経を圧迫して、痛みを発しますので、その痛みが鎖骨にも伝わってきます。

対処法としては一時的なものとしては鎮痛剤を飲んだり、湿布を貼ったりが良いでしょう。

しかし、根本的な解決にはなっていないので、姿勢を正す、さらには病院に行って適切な処置を受ける必要があります。

鎖骨には異常がないのに、鎖骨あたりに痛みが走る、さらに腰や首にも痛みが走るとなったら、病院に行くのが無難です。


3.心のSOSである可能性

心的な病気でも鎖骨に痛みが出るケースもあります。

例えば、ストレスや不安感から、神経質になりすぎるなどの心的なことでも鎖骨に痛みや詰まる感じが起きます。

これは心の病気でもあるので本人は気づきにくく、他の原因と間違ってしまうことが多いです。

思いつめたり、考え過ぎることで、体が正常な働きにならず過剰な反応になってしまっていますので、まずは心を落ち着かせることが重要です。

また、心の病気の症状の1つと認識するだけでも、安心への繋がり解消される場合もあります。

また、心が原因で症状が出ている時は、他にも動悸やめまい、イライラなども出てくるので、ストレスが溜まっている時や疲れている時、気分がふさぎ込みがちのときは早めに解消できるようにしましょう。


4.鎖骨を骨折している

骨の痛みと言ったら骨折が一番に考えられます。

鎖骨は非常に強い太い骨なのですが、重い頭を支え、更には肩関節の動きも加わり、さまざまな力が加わりやすいので骨折もしやすいのです。

鎖骨が痛い時には物にぶつかったなどの衝撃がなくても、体を動かすことで力が加わってしまっている場合もあるので骨折の可能性があります。

また、骨折まではいかなくてもヒビが入った、骨の端っこがかけたなどでも、非常に強い痛みとして出てきますので、鎖骨は折れやすいことを覚えておきましょう。

しっかりと骨がくっつかないままにしておくと、再度の骨折や痛みのぶり返しになるので気を付けましょう。

決して弱い骨ではありませんが、体全体を支えている負担の大きい骨です。


5.掌蹠膿疱症の可能性

聞き慣れない病名ですが、しょうせきのうほうしょうと読み、手のひらと足の裏に膿がたまる病気です。

必ずではないのですが、この病気になると胸に炎症が起きて鎖骨や胸あたりに痛みが出ることが多いようです。

この病気の症状は手のひらや足の裏にブツブツができますので、どちらかにブツブツが出ていたら皮膚科に行きましょう。

その際に胸に痛みが出ていることも告げましょう。

原因は生活習慣の乱れと言われています。

喫煙、ビタミンB7不足、虫歯や扁桃腺炎を放置などですので、生活を正すことでも予防や改善ができます。

ただ、しっかりと治すためには医師に相談することが大切です。


6.気胸の可能性

気胸とは左右の肺の間に不要な空気が入ってしまい、それによって肺が押されてしぼんでしまう状態です。

主に日常生活の中でなってしまう自然気胸と外的な圧迫でなってしまう外傷性気胸があります。

肺がしぼむので症状としては息苦しいことが第一ですが、軽傷や初期症状として胸や鎖骨あたりが痛いこともあります。

自然気胸は安静にして空気が抜け、肺が膨らむのを待つのが基本ですが、あまりにも症状が進んでいる、改善が見られないとなると病院での処置や手術も必要になってきますので、早めに医師に診てもらっておくと最小限の治療で回復できます。

鎖骨の痛みの原因を特定しよう

このように鎖骨の痛みと言っても鎖骨そのものに原因がある事もあれば、まったく予想だにしない原因のこともありますので、軽く考えずに思い当たる原因を考えて、早めに処置した方が良いでしょう。

鎖骨は頭と体を結ぶ大切な部分ですし、体の真ん中でもあります。

いろいろなSOSが出やすい部分ですので、それをうまくキャッチして予防や早めの治療に役立てましょう。