何も不安要素は無いはずなのに心配ばかりしてしまって、そのたび「私って、心配性だな……」と、思ってしまう性格、ありますよね。
自分ではそんなつもり無くても、周りの人に、「あなたは心配性だね」と言われることが多かったり。
今回は、そんな心配性を改善させるための方法をご紹介します。
心配する暇もないくらい、忙しくする
心配する=余計なことを考える、とも言えます。
だから、余計なことを考える隙も無いくらい、あなたの身の回りを忙しくしてみましょう。
仕事、趣味、ドラマや映画でも構いません。とにかく、向こうから入ってくる情報が過多の状態にして、自分が何かを思う余裕を与えないのです。
そうやって過ごすうち、気付いたら、心配していた物事が自然に解決しているはずです。
この経験を繰り返すうち、心配なんて取るに足らないものだという自覚が芽生え、大きな心で構えられるようになります。
ただ、注意したいのは、頭を使わない作業で忙しくするのではいけないということ。
料理、単純なスポーツ、運転など、何かを考えながらできるような作業を長時間していると、余計に思考の深みにはまり、心配する気持ちが心に染みついて、拭いきれなくなってしまいます。
自分ができることは本当に小さいと自覚する
他人に対して心配性の人は、お節介な人が多いのも事実です。
「友達に安全な帰り道を教えてやれば良かった、痴漢に遭わないか心配だ」とか「彼の、あのやり方では心配だな……」など、思ったことはありませんか?
相手を心配する気持ちが前に出てはいますが、その根っこあるのは、自分の思い通りの方法をとらないと、うまく行かないという思い込みがあります。
これは、自分と他人の線引きが上手くできていない証拠です。
大人なら自分の身を守ったり、失敗しないように心がけるくらいのことはしています。そうでなくても、それで起こったトラブルは自己責任だと理解しています。
だから、あなたが何かを口出ししても、一つの意見として聞き入れるくらいはしても、全て言うことを聞く必要はないのです。
人の心配をするのも優しさの一つですが、過剰になると考え物。
自分が口を出すことではない、という自覚を持つよう心がけて下さい。
性格が真逆の人とずっと過ごしてみる
心配性の人ももちろんたくさんいますが、危機管理意識が全く無い人も存在します。
心配性でなくとも、その人を見ればいつもハラハラしてしまうような危なっかしい人や、何の準備も無く、いつも思いつきで行動する人。
そんな人を、反面教師ではなく見習うつもりで、しばらく仲良くして観察してみましょう。
自分だったらそんなことしないのに!と思うような行動も、意見するのをぐっとこらえて見守ります。
そうすると、どうでしょう、行き当たりばったりなのに結果オーライで、成功することが多いと感じると思います。
そして、仮に失敗しても、彼(または彼女)は、そんなに失敗を気にしていないことに気付くはずです。
そんな人生を送っているのに、その人は、あなたより楽しく過ごしていると思いませんか?
心配なんて、取るに足らないことだと、彼(彼女)はもう気付いているということです。
それを踏まえて、あなたも、心配することが良いことと思わないよう意識改革をしてみて下さい。
心配性の根っこであるマイナス思考を改善する
心配性は、元はと言えば、強いマイナス思考から生まれるものです。
マイナス思考は、自分の行動を制限し、時には周囲の人の行動にまで悪い影響を及ぼします。
ですから心配ごとに限らず、自分の中でマイナスな考えが浮かんだら、それを打ち消すように楽しいことを考えたり、自分を諌めたりするよう心がけます。
マイナス思考を呼び込みやすい事柄(コンプレックスやトラウマなど)がわかっているなら、それには近づかないようにします。
このように、マイナス思考が生まれにくい生活をしばらく続けていると、いつの間にか気持ちが前向きになり、前までは心配だった事柄も、安定した気持ちで構えることができるようになります。
自意識過剰を直す
心配性の原因は、自分が失敗やトラブルを起こしたら、周りに何を言われるかわからない、非難されるかもしれない、という発想に基づく場合もあります。
ですがこれは、言ってみれば自意識過剰。他の人は、それほど人の失敗を気にしてはいません。
だから、大げさですが「自分の失敗は、この世の中には関係のないことだ」という自己暗示をかけて下さい。
自分が失敗をしてもしなくても、世の中は変わらず回って行くのだ、と思うことにより、自分なんて小さなものだという自覚が付いてきます。
この発想に慣れてくると、自分の失敗やトラブルが頭に浮かんでも、「それくらいでは、何も変わらない」という考えができるようになります。
失敗に大きな気持ちで備えることができれば、事が起こる前に心配する必要も無くなりますよね。
良い意味で、自分のことなんて誰も気にしていないと思えるようになれば、かなり楽になりますよ。
余計な心配をしないようにしよう
心配性と言っても、自分の先のことが心配なのか、他人の行動が心配なのかなど、色々なケースがあると思います。
ですから、今回紹介した中で、自分に当てはまっていると思うケースの改善策を、出来る範囲でいいので、少しずつでも実行していって下さい。
余計な心配なんてすることなく、楽に過ごせるのが一番ですよね。
「心配性な性格を治す方法とは?考えすぎずに出来る範囲からやっていこう」への感想コメント一覧
昔から心配性で余計な心配ばかりしてきました。確かに忙しい時は症状がマシになりますし、ポジティブな人といると自分の考えがバカらしくなる事もあります。うまく対処する事が大切なんですね。
この記事を読むと全てが私に当てはまる気がしてなりません。
先日も娘の旅行の出発時間や目的地までの経路などを、いろいろと心配して娘から叱られました。
あまり考えすぎない方がいいのかも知れませんね。
今後はこの記事を参考にしてあまり深く考え無いようにしたいと思います。
昔から心配性に悩んできた者ですが、記事の内容はとても有効な対策だと思いました。忙しくして心配事を考える時間を減らすことは、一見根本的な解決策ではないように思いますが、個人的には効果があります。また、ネガティブな考え方をやめること・いい意味で活かすことは、根本的な解決に向かえると思います。