若者の〇〇離れといったことがよく言われますが、中でも多いのがアルコール離れです。
確かにお酒を飲む若者は減ったように感じられ、中年層と比べるとお酒を飲む若者は大幅に少ないと考えられます。
では、若者はどうしてアルコールを飲まないようになってきたのでしょうか。
今回は、そんな若者のアルコール離れが起きる理由をご紹介します。
アルコール以外の選択肢が増えたから
若者のアルコール離れが起きる理由としては、選択肢が増えたことがあげられます。
飲み会などの際に、昔はまずビール、といった風潮が強くありました。
そのため、嫌いだとしても周囲に合わせる必要があり、そのためにアルコールを飲む人も多くいたのです。
しかし、現代ではまずビールのような事態は減り、各自が飲みたいものを飲んでも良い雰囲気が作られるようになりました。
また、アルコールハラスメントという言葉が生まれたこともあり、アルコールが苦手な人に無理やりアルコールを飲ませることは良くないといった認識もでき始めています。
このような時代のため、飲み会などでも飲み物の選択肢が増えているといえ、アルコール以外のものを飲み始める人が増加したといえます。
やはりアルコールは苦手な人も多く、飲まなくてもいいのであれば、ウーロン茶などを飲もうと考える人も多くいるためです。
このように、若者のアルコール離れが起きる理由としては、アルコール以外の選択肢が増えたからだといえます。
飲み会などに参加する若者が減った
若者のアルコール離れが起きる理由としては、飲み会などに参加する若者が減ったことがあげられます。
昔は飲み会に参加することは絶対のような雰囲気がありましたが、今は飲み会に参加しない若者も増え始めています。
元々アルコールを飲むのは飲み会だから、という人も多く、飲み会に参加しないのであれば、アルコール離れが進むのも当然ともいえます。
また、飲み会に参加するためにアルコールを飲めるようにした、という人も多く、そこからアルコールを普段から飲むようにした人もいるでしょう。
しかし、現状では飲み会のためにアルコールを飲む必要もなくなっており、普段からアルコールを飲む人も減ってきているといえます。
このように、飲み会に参加する若者が減ったことは、アルコール離れを起こす原因となっています。
アルコールを飲む機会がないのであれば、わざわざ買ってまでアルコールを飲もうとする人はそう多くはないのです。
アルコールに割くお金がない
若者のアルコール離れが起こる理由としては、アルコールに割くお金が無いからだといえます。
若者全体の給料が下がってきたこともあり、娯楽全体に使う金額が減少しています。
アルコールは娯楽とは少し違いますが、交際費をあまり使わなくなっている人も多く、飲み会に参加しないなどの原因は、給料の減少であるともいえます。
また、食費などを節約する人も多く、そうするとアルコールは節約対象になりやすいといえます。
米や肉などのように必須の食料ではないため、どうしてもアルコールは節約されやすいのです。
このように、若者のアルコール離れが起こる理由としては、アルコールに割くお金が無いからだといえます。
アルコールを買うのであれば別のものに対してお金を使おうと考える人も多く、現代の若者の中では、アルコールに対する優先順位は低くなってしまっているのです。
アルコールに対してネガティブな印象がある
若者のアルコール離れが起きる原因としては、アルコールに対してネガティブな印象があるからです。
アルコールといえば飲み会を連想する人が多く、飲み会自体のイメージがあまり良いとはいえません。
強制参加であったり、上司の機嫌を取らなくてはいけなかったりだと、飲み会は自分自身が楽しむために存在していないと考えている若者は大勢います。
また、アルコールは体に悪いと考える人も多く、お酒でトラブルを起こした人もいることでしょう。
このような理由からアルコールに対してネガティブな印象を持つ人が多く、アルコールはあまり飲みたくないと考える人も増えてきているのです。
また、飲み会などでもアルコールを飲まなくてはいけない、といった状況は減ってきているので、飲み会でもアルコールを飲まない人も増えてきていることでしょう。
このように、アルコールに対してネガティブな印象を持つ人が増加しており、若者のアルコール離れが進んできているのです。
アルコール離れの理由を知ろう
若者のアルコール離れが進む原因として強いのは、飲み会嫌いの若者が多いことです。
アルコール以前に飲み会に対してネガティブなイメージを強く持っているので、それにともなってアルコールにも苦手意識を持つ人が増加してきています。
また、アルコールは飲まなくてもいいのであれば飲まない人も増加しており、このこともアルコール離れの一因だといえます。
昔は飲み会だとアルコールが当たり前でしたが、その常識が変化したことで、若者のアルコール離れが起きているといえるでしょう。
「若い人がお酒を飲まなくなった理由とは?若者のアルコール離れ」への感想コメント一覧
私も若者の部類に入りますが、特に会社の飲み会は、積極的に参加する方ではありません。上司の世代は、強制で飲んでいた時代なのですものね。稼ぎもそんなに多くないし、共働きなので早く帰って家事・育児をしなければいけない時代なので、時代は変わったんだと理解してくれる上司たちが増えるといいですね。
会社で新人教育を担当すると、最初の挨拶で「お酒が飲めません」「飲み会には参加しなければいけないですか」等の質問を受け、返答に困ることも増えました。若い人とお酒を飲んで話したいおじさん達は嘆いている現状ですが、若い人達は我が道を行くマイペースなタイプが多いなと感じます。恋愛よりもゲームをしたい、という新人も多くて理解しがたいです。
20代後半ですがお酒は全く飲みません。というより体質的に飲めません。同年代の主人もあまり飲めないので職場の飲み会ではいつも辛そうです。飲めないことを先輩たちに理解してもらえる日がくるといいなと思います。
最近、飲み会には行ってないです。というより、時間的にも、金銭的にも行ける余裕がないです。夫婦共稼ぎなので、家に帰っても何かとしないといけないことが多々あります。自分はアラフォーだけど、感覚的には若い世代と同じで飲み会に必要性を感じません。
仕事中はなかなか話ができなくても、飲みの席なら話せる空気があると思います。お互いの距離も縮まるというか。。会社の飲み会が面倒くさい。。という、その空気が何ともカナシイ現代かなぁ、と思ってしまいます。何だか寂しい。