体温が高いと免疫力や代謝を上げることができると言われています。
では、どのようにしたら体温を上げることができるのでしょうか。
今回はなるべく簡単にできる体温を上げる方法をご紹介します。
深い腹式呼吸
まずは、一番簡単ですぐにできる呼吸法からご紹介します。
日常生活では、浅い胸式呼吸の方が多いといわれています。
特にデスクワークなどネコ背気味になることが多い場合には、おなかや胸が圧迫されるため、さらに呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸を深くすることにより、代謝があがり、代謝によって熱が発生して体が温まります。
また、深く呼吸することでリラックスでき副交感神経が優位になり血流も促進されさらに体が温まりやすくなります。
①おなかをへこませながら肺に入っている空気を口から細く長く吐き出します
②吐ききったら、おなかのチカラを緩めて鼻からゆっくり吸います
③吸いきったら①に戻り繰り返します
いつでもどこでも簡単にできる点が嬉しいところです。
セルフマッサージ
呼吸の次に簡単な方法が、セルフマッサージです。
これはただ、体をさするだけです。
さすることによって以下のような効果が期待できます。
・血液やリンパ液の流れが促進されて、老廃物が排出されやすくなり代謝が上がる
・摩擦熱でお肌も温まる
このように、体の外側からも内側からも温まっていくのです。
セルフマッサージの方法は、自由ですが体の末端から心臓方向にむかって手の平でさすりあげると心地よく、また簡単にできます。
何度か繰り返すだけで、血色がよくなり肌の色が明るく透明感が出てくる方もいらっしゃいます。
ストレッチや筋肉トレーニング
ストレッチや筋肉トレーニングで、筋肉は伸びたり縮んだりします。
これによって、血管やリンパ管も収縮しますので中に入っている血液やリンパ液の流れが促進されるのです。
筋ポンプ作用やミルキングアクションなどとも言われていますが、筋肉を動かすことは重要です。
また、筋肉を動かすことによりエネルギーが消費され、熱が発生しますのでさらに体が温まっていきます。
運動が苦手という方にもオススメなのが、前屈のストレッチです。
①足はのばしても正座でも胡坐でも楽にしてすわります
②息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら上半身をゆっくりと前に倒します
③痛気持ち良いところでキープして深い呼吸を数回繰り返します
④吸いながら元の状態に戻ります
前屈は、背面の筋肉が伸びるだけでなく前面のおなかに圧がかかるため、内臓が刺激され代謝が上がるので温まりやすいといわれています。
一人ではできない方や、なかなか続かないという方には、ヨガなどのDVDがオススメです。
心地よい音楽と共にインストラクターが誘導してくれますので、リラックスしながら呼吸も深まりなおかつ筋肉にもアプローチできます。
体を温める食事・温かい食事
私たちの体は食事でとったものでできています。
ここでは、体を温めるといわれている代表的な食品をご紹介します。
・しょうが
・ねぎ
・唐辛子
・根菜類(れんこん、かぶ、かぼちゃ、さつまいもなど)
・赤ワイン
・紅茶
・黒豆
・あずき
これらの食事を摂ること以外にも、普段からなるべく冷たいものをさけ、温かいものを摂るように心掛けることが大切です。
冷たいお水よりは常温、もしくは白湯を、アイスティーよりはホットの紅茶を…など、ちょっとした心がけだけでも体を冷やすことを防いでくれます。
岩盤浴の利用
岩盤浴では、天然鉱物のうえに横たわるだけですので、岩盤浴の施設まで行ってしまえばあとはリラックスするだけで良いでしょう。
天然鉱物からでる遠赤外線やマイナスイオンにより体の芯から温まって代謝がどんどん上がっていきます。
かなり大量の汗がでてきますので、水分補給が必要になります。
このとき冷たいお水を飲みたくなるのですが、できれば常温のお水のほうがよいでしょう。
通う頻度は、週に2~3回程度が目安と言われていますが、心臓に持病がある方などはお医者様や専門家に相談しましょう。
体温を上げていこう
最近では、体を冷やさないための衣類や温めてくれるカイロなど便利なグッズもたくさんでています。
それらを活用しながらも、道具だけに頼らず、外側からだけでなく体の内側からしっかりと温めていきましょう。
体温を温め、免疫力をあげて健康で快適な生活を送っていきましょう。
「体温を上げる方法まとめ【腹式呼吸、岩盤浴、ストレッチ、食事など】基礎代謝や免疫力を上げよう」への感想コメント一覧
体温が低いと病気になりやすいと聞いたことがあります。すぐに始められる方法ばかりなのでやってみたいと思います。まず飲み物は暖かいものからスタートしたいと思います。