雨が降ると頭痛になる原因と改善方法

最終更新日:2016年4月9日

天気が悪くなるのと比例して、頭痛を起こす人は意外とたくさんいます。

特に女性に多い症状で、敏感な人だと、頭痛で「明日の天気が雨だ」と分かってしまうことも。

ですが、頭痛は体や生活にも大きな支障をもたらす辛い症状です。

雨降りの時に頭痛が起こるメカニズムや、症状を抑える方法をご紹介します。

1.低気圧が原因の頭痛

よく雨が降る前後に頭痛がする人がいますが、その原因は雨そのものよりも、雨の天気をもたらす低気圧の発達が大きな原因と考えられています。

天気と気圧には密接な関係があり、そのメカニズムが頭痛をもたらす要因に影響しています。

気圧とは、地球上にある空気が地面に向かって掛ける圧力のことです。

低気圧の時には地面に掛かる圧力が少なくなり、人の体が受ける付加も少なくなります。

負担が少なくなれば体に良いのではと思いがちですが、急激な変化は体にとって悪い影響を及ぼす危険があります。

人間が一番気圧の影響を受ける場所は、頭です。

普段は大気の圧力によって脳を通っている血管が、ある程度の収縮した状態を維持しています。

でも低気圧が発達して圧力が弱まると、収縮されていた血管が急激に広がり、近くにある脳の神経を圧迫し始めます。

神経が刺激を受けることで炎症などを起こし、頭痛が生じるのです。


2.湿度の高さも頭痛の原因に

雨が降ると、周囲の湿度が一気に上がります。

湿度が高いと体内に溜まった水分が外に上手く発散できなくなり、水ぶくれやむくみを引き起こします。

俗に「水毒」と呼ばれる状態ですが、水毒の症状が出ると、体内の水分バランスの乱れから頭痛が引き起こされる場合があります。

水毒によって起こる頭痛は、右の側頭部だけに症状が発生することが多いです。

右側に痛みが集中する時には、水毒の可能性も視野に入れてみましょう。

雨が降って頭痛が起こった時には、冷えや体のむくみにも注意してみてください。

夏に良く起こりやすい症状なので、真夏の夕立時などは特に注意が必要です。


3.雨の天気は頭痛のきっかけにすぎない

雨の天気が影響して頭痛に見舞われる人は、総人口の90%にも達するといわれています。

ですが、低気圧や湿度の上昇が、頭痛の直接的な要因とは捉えられておらず、あくまで頭痛が起こる「きっかけ」でしかありません。

日常生活を送る上で受けるストレスの増加や偏った食生活、ホルモンバランスの乱れなどが積み重なって、ちょっとした環境の変化で頭痛が起こりやすい体になっていることが、大きな原因です。

気圧の変化は、人間の力ではどうすることもできません。

遺伝子によって影響の受け方に個人差があることも事実です。

でも、自分の体を健康に保つことで、周囲の環境の影響を受けにくく改善することはできます。

雨の日に備えて、生活習慣を見直す努力をしてみましょう。


4.生活習慣を正常にして頭痛に備える

規則正しい生活をすることで、頭痛を引き起こす要因を減らすことができます。

ストレスを受けやすい現代社会ですが、適度に休息を取って、心も体もリラックスさせましょう。

体調が悪い時は、賑やかな人混みや直射日光の当たる場所は避けて、静かに過ごすと良いです。

極度の緊張や肩こり、眼精疲労が頭痛の原因の場合もあります。

睡眠時間をきちんととる、お風呂でしっかりと体を温めるなどの方法が手軽で効果的です。

野菜を中心とした、バランスの良い食生活も大切です。

アルコールや刺激物、脂肪分や塩分が多いものは血管を広げすぎたり、血流に負担を掛ける危険が大きいので、摂り過ぎには注意しましょう。

湿度が高い日は水の飲み過ぎにも注意し、毎日、軽い運動を心がけて体温や基礎代謝を上げ、体内の水分の循環を円滑にすることも大切です。


5.雨の日の頭痛を和らげるためには

色々試しても、やっぱり頭痛が酷いときには薬に頼るのも一つの手ですが、なるべく自然素材の力で抑えたいものですよね。

どうしても痛さやだるさが残るときには、サプリやハーブを試してみましょう。

レモンバームやラベンダーなどのハーブを煎じて飲むと、筋肉が解れて気持ちも落ち着きます。

ビタミンや栄養を補充できるサプリを服用することで、症状の緩和が期待できます。

また、頭痛に効果的なツボもあります。

うなじの髪の生え際辺りにある「天中」や、耳たぶの裏側付近にある「風池」などを軽く圧して刺激すると、滞った気や血流を正常に戻し、頭痛を和らげる効果があります。

ちょっとした工夫で頭痛を抑えられるかもしれないので、実践してみましょう。

天気や日常生活と上手に付き合っていこう

頭痛は現代社会の様々な問題が引き起こす、切っても切れない社会現象になりつつあります。

天気や体質など、やむを得ない状況もたくさんありますが、少しでも生活環境を見直していくことで悪化を防ぐことができます。

頭痛の症状とうまく共存していく心構えが必要です。