一人暮らしは、油断をすると必要以上にお金を使ってしまうもの。
学生ならそうでもないでしょうが、自立している女性は特に注意が必要。
「毎月稼いだ分だけ、使ってしまう」というケースが少なくありません。
そんな生活を改め、確実に貯金を増やしていくための方法をご紹介します。
「自炊」が原則
一人暮らしの家計で大きな割合を占めるのが、食費です。
自分ひとりの食事となると、ついめんどくささが優先して、外食やコンビニ弁当ばかりになってしまいがち。
これは、NGです。
健康面の問題もありますが、外食はどうしてもお金がかかってしまうからです。
ですから、一人暮らしの人が貯金を増やしたいと考えるなら、自炊が原則。
仕事をしていれば、もちろんすべて自炊というわけにはいかないでしょう。
しかし、できるだけ自炊し、外食は避けるという意識を持つことが必要です。
忙しくて料理を作っている時間がないという人は、せめてご飯だけでも炊きましょう。
小分けにして冷凍しておけば、いつでもレンジで温めて食べられます。
スーパーなどで安いお総菜や缶詰を買ってくれば、それで一食まかなえますから、外食したり、お弁当を買ってきたりするより安上がりでしょう。
これは、特に朝食に効果を発揮する方法です。
ご飯さえあれば、卵かけごはんでもいいですし、納豆だけでもOK。
それにインスタントのお味噌汁があれば、立派な朝食になります。
毎月の最低貯金額を決める
ただ漠然と「貯金しよう」と思っているだけでは、お金は貯まりません。
ぜひ実践してほしいのが、毎月の最低貯金額を決め、自分のノルマにすること。
銀行の積み立てなどを利用してもいいですし、給料が出たとき、一定金額を別の口座に移してしまうという方法もあるでしょう。
とにかく、毎月「ぜったいに手を付けないお金」を決めて、貯えに回すのです。
ボーナスも同様。
「ちょっと多めで、しかし、生活に支障の出ない額」に設定すると、効率的に貯まっていくはずです。
また、思いがけない臨時収入があったようなときも、それをすべて使ってしまわず、少しでも貯金に回すようにしましょう。
貯金箱を利用したプチ貯金
毎月の最低貯金を続けるのに並行して、プチ貯金もしていきましょう。
オススメなのは「貯金箱」を利用すること。
ただし、貯金箱にお金を使うのはばかばかしいですから、何かの空き缶や空き瓶などを利用するといいでしょう。
よくあるのが「五百円玉貯金」。
買い物などして、おつりに五百円玉をもらったら、それは使わずに貯金箱に貯めるというやり方です。
オススメなのが、五百円玉貯金をやりながら、さらに「よかったこと貯金」も行うこと。
その日、仕事やプライベートで何か良かったこと、うれしかったことがあったら、その気持ちをお金に変えて、貯金しましょう。
その額は100円でもかまいませんし、千円でもいいのです。
とにかく気分のいい時に貯金するというのが大切。
それが、長続きさせるためのコツです。
毎月のこづかい額を決める
家庭を持っているサラリーマンの多くは、毎月奥さんから「こづかい」をもらって生活しています。
家計をやりくりするための、それはいわば自衛手段といっていいでしょう。
一方、働く一人暮らしで、このやり方をしている人は多くありません。
これが、貯金できない大きな原因になっているのです。
一人暮らしの場合に大切なのが、セルフマネジメントの意識を強く持つこと。
ぜひとも、自分で自分のこづかいを決めましょう。
そして、毎月、その額の中でなんとか暮らしていくようにするのです。
こうすれば、つい外食で浪費してしまったとか、衝動買いしてしまったということになりません。
欲しい服飾品は「自分へのごほうび」にする
女性が特に注意しなくてはならないのが、服飾品の衝動買いです。
「過度な緊縮財政」は精神的負担が大きくなり、ストレスのもとになります。
行き過ぎると、ストレス過多で破たんしてしまうことも少なくありません。
ですから、時には「一生懸命倹約して、貯金している自分へのごほうび」も必要になるでしょう。
オススメしたいのは、「欲しい服飾品を、自分へのごほうびとして、ボーナスで購入する」という方法。
「ボーナスまでがんばれば、あのバッグが買える」と考えると、それががんばるためのモチベーションになるはずです。
ボーナスのない仕事の場合は、「自分の誕生日」「クリスマス」「お正月」「バレンタインデー」などのタイミングで、「ごほうび」を購入するといいでしょう。
そのタイミングを「がんばる目標」にするのです。
お金のかかる友人や恋人とはつきあわない
貯金の妨げになるのが「交際費」です。
人間的な生活を送る上で、これは必要不可欠な出費と言っていいでしょう。
しかし、実際には、ここで浪費してしまうケースが多いのです。
ある程度のおつきあいは大切です。
しかし、それが過度になっては貯金は増えません。
つきあっていて「この人はお金のかかる人だ」と感じたら、距離をおくようにしましょう。
お金のかかる友人や恋人は、人間的にもけっして好ましい人とは言えないでしょう。
金銭感覚の似ている人でなければ、人間関係は長続きしないもの。
無理のない人間関係を作るためにも、お金のかかる人との交際は避けたほうが賢明です。
≪まとめ≫一人暮らしの人が貯金を増やしていくためには、まず「ぜったいに増やす」という意識を強く持つことが大切です。
そして、毎月、確実に増やしていく「システム」を作ってしまうのです。
最低貯金額の設定やこづかい制がそのシステムです。
あとは、実践あるのみ。
こういうことは習慣にしてしまえば、無理なく続けていくことができるもの。
いますぐ実践して、早く習慣にすることをオススメします。
「一人暮らしの女性が貯金をする方法とは?お金を増やしていこう」への感想コメント一覧
以前一人暮らしをしていましたが、自衛の為にお金を貯める手段を考えていました。ここに書いてある考え方ほぼその通りに感じてたと思います。使い方で実践していたのは生活費口座と手を付けない口座に分けてお給料を振り込んでもらう事。生活費口座はいわばお財布で、1か月の食費もお小遣いもこちらから使います。手を付けない口座からは引き落としで定期貯金も組みました。そして旅行や急な出費など生活費口座で足りない時には、手を付けない口座で対処しました。使える金額を自分で設定するのであまり窮屈にならずに無駄使いが減らせたと思います。