誰にでも、ふと不安な気持ちになってしまう時はあるものです。
しかしそこで大切なことは、「不安な気持ちを、長く引きずらないようにすること」です。
そうは言っても、不安に駆られた時というのは、なかなか冷静になることができません。
そこで、不安な気持ちを解消するための具体的な方法についてご紹介します。
不安な気持ちを整理し、「具体的になにが不安なのか」を見つけ出す
不安に押しつぶされそうになる時というのは、「何か理由で不安なのかなのかわからないけれど、漠然とした不安感がある」という時です。
不安な気持ちがあるのに、自分では何も対処することができないということが、不安感を余計に大きくしてしまっているのです。
そこで、「具体的になにが不安なのか」を、じっくりと探し出す必要があります。
まずは静かな場所で1人になりましょう。
そして自分に対して「何が不安なの?」とゆっくり問いかけてみます。
この時、紙に書き出して、整理しながらこの作業を進めて行くことをオススメします。
「何となく○○に対して引っ掛かるような気がする」と思ったらすかさず、「それはなぜ?」と自分に問い返し、不安の内容について丁寧に具体化していきます。
時間をかけてこの作業を行っていくことによって、不安感の具体的原因がわかってきます。
そうすれば少しずつ解決方法も見えてくるので、徐々に不安な気持ちも小さくなっていくでしょう。
「今現在やるべきこと」に全力で集中し、「不安感」から自分を遠ざける
不安で不安で仕方がない時というのは、自分の思考が「不安」にばかりフォーカスされてしまっており、そこから動けなくなって八方塞がりになっています。
そこで、「不安」という場所から、一旦自分を遠ざけ、冷静な視点を取り戻す必要があります。
仕事でも勉強でも何でも構いません。
「今、早急にやらなくてはいけないこと」を見つけ、それに全力で集中してみてください。
周りのことを一切気にせず、「目の前のことだけに集中する」という作業にだけ、意識を傾けてみてください。
不思議なもので、「不安」以外の他のものに集中していると、自然と不安感を忘れていってしまうのです。
そうしていくうちに、次第に自分の思考が不安から離れ、客観的な視点が戻ってきます。
そうなってしまえば、不安感に振り回されるということはなくなります。
カウンセラーが書いた本を読んでみる
自分の世界だけに閉じこもってしまうと、不安は大きくなります。
これは、「自分が今まで培ってきた常識の中でしか考えることができず、限界が生じてきている」ということを表しています。
そのため、自分以外の人からの知恵が必要になります。
ここでオススメなのは、カウンセラーが書いた悩み解決の本を読んでみるということです。
カウンセラーは、不安や悩み・感情の整理術を教えるプロです。
その人たちが書いた本を読めば、不安感を和らげる方向へと持っていくための具体的方法がわかります。
大切なのは、「不安感を漠然としたまま放置しないこと」です。
そのために、カウンセラーの著書を読むことで、今まで知らなかった不安解消のノウハウが少しずつ身に付き、不安感を解消していくことができるのです。
本物のリラクゼーションを身に付け、自分の心身を整える
不安感に襲われると、夜も眠れない日が続いたり、「リラックスしましょう」と言われてもできない、という状態になります。
そこで「本物のリラクゼーション」を身に付けて自分の心身を自分で整え、自分を不安から解放していきましょう。
リラクゼーションでポイントとなるのが、呼吸です。
いつもの倍以上にゆっくり息を吸い、更に吸った時よりも時間をかけて息を吐いていきます。
姿勢を正して、このようなゆっくりした呼吸をしばらく繰り返してみてください。
呼吸がゆったりしてくると、心身の緊張も解け、不安から自分を解放することができます。
自然豊かな場所に行き、ただひたすら歩く
不安感に襲われている時は、家の中に引きこもっていると、余計に不安が大きくなります。
こんな時は思い切って外に出ましょう。
しかし、人混みの中やビルが多い場所はオススメしません。
心が落ち着かないため、余計に不安が増します。
このような時は、公園など、自然豊かな場所が良いでしょう。
自然は人間の心を癒し、自然の中を吹く風に当たると、心身が解放されます。
そして、何も考えずひたすら歩いてみてください。
「歩く」という行為は、瞑想と同じ効果があると言われており、自分の心をネガティブなものから解放することに役立ちます。
自然の中をひたすら無心で歩いているうちに、心が少しずつ解放されていくのが実感できます。
不安な気持ちを解消しよう
不安感に押しつぶされそうになった時に意識しておきたいことは、「自分の心身を解放すること」と、「自分の思考を冷静に整理すること」です。
不安の真っ只中にいる時にそれを行うのは大変ですが、意識的にそれらを行うように努めることで、確実に自分を不安から解放することができるようになります。
いきなり無理に多くのことを行う必要はありません。
自分の心に負担をかけないように、少しずつ不安を解消していきましょう。
「不安な気持ちを解消する方法5つ」への感想コメント一覧
自然豊かな場所に行き、ただひたすら歩くというのはやっていました。日々のストレスが自然と和らいでいく気がしていました。その時なるべく、不安な事を考えないように、鳥の囀りや木々の葉に揺れる風の音を感じるようにしています。