スイッチを入れるだけで手軽に使えるアイロン。
制服やスーツのしわ伸ばすために便利ですよね。
我が家でも大活躍しています。
しかし、うっかりとアイロンをつけっぱなしにしてしまうとどうなるのでしょうか。
今回は、その危険性についてご紹介します。
火傷をする
電源がつけっぱなしであることに気付かず、熱くなっているアイロンの金属部分を他の人が触ってしまったら大変です。
アイロンは高温設定の時、摂氏180度から210度にもなります。
この熱さなら、当然火傷をしてしまいます。
また、危険なのは金属部分だけではありません。
アイロンを置いている台の部分も熱くなっていることがあります。
同様に火傷をしてしまいます。
そして、触る人が大人ならまだよいのかもしれません。
自分の愛する子どもがアイロンを触ってしまったらどうなるでしょう。
子どもがやけどの危険性を理解し適切な行動がとれる能力を身に付けることができるのは、おおよそ4歳ごろだそうです。
すなわち、4歳に満たない年齢の子どもは、躊躇なくアイロンにさわってしまうということです。
そして、火傷だけでなく、アイロンを持ち上げてしまい、足や体の上に落としてしまうという危険もあります。
自分の力でそのアイロンをどけられなかったら、小さな体はきっとつぶれてしまいます。
自分の身だけではなく、子どもの身も一緒に守りたいものですね。
布が燃える
当て布が必要な洋服をアイロンがけしようとするとき、うっかり当て布を忘れてしまい、少し洋服が焦げてしまった経験はありませんか。
また、洋服が縮んでしまった経験はありませんか。
これを、熱しすぎたアイロンで行ってしまうとどうなるでしょう。
その布は多分燃えてしまいます。
生地によっても違いがありますが、せっかくの当て布や洋服が台無しです。
高いお金を払って買った良い洋服でも、自分で裁縫をした手づくりの洋服でも、燃えてしまったらただの布きれです。
低い温度では、布は摂氏200度くらいで燃えてしまうのです。
摂氏200度は、アイロンの高温設定のときと同じくらいの温度です。
電源を入れて放置したままなら、あっという間にこの温度に達してしまいます。
楽だから、すぐにまた使うからという理由で、安易に放置するのはよくありません。
電気コードにひっかかる
アイロンは基本、台に乗せて充電しながら使います。
そのため、アイロンがつけっぱなしということは、電気コードも繋いだままであるということです。
もし、その電気コードに気付かなかったら、きっと引っ掛かってしまうでしょう。
引っ掛かったはずみに転んでしまったら、怪我をしてしまいます。
バランスを取ろうとして、その手や足が違う物に当たって、壊れてしまうかもしれません。
また、引っ掛かったことによってアイロンが台から外れてしまうかもしれません。
台やアイロンに触れると、火傷をしてしまいます。
二次災害だけでは済まず、三次災害・四次災害にも繋がってしまうのです。
コンセント接続部分から火が出る
コンセントが思わぬ出火に繋がることがあります。
プラグをコンセントに差し込んだまま、長い時間放っておくと、隙間にほこりが溜まります。
そのほこりが湿気を吸収し、電流が流れることで発火する可能性があります。
そのまま気づかずに放置をすると、近くにある紙や布製品などに燃え移ってしまうかもしれません。
また、電気コードの接続部がゆるんだまま、電流を流したり流さなかったりという動作を繰り返すと、弱い電流でも異常なほどの熱を持って発火することがあります。
いわゆるショートです。
アイロンをつけっぱなしにしておくと、アイロンや人だけでなく、家までも燃えてしまうかもしれません。
特に、古くなっているアイロンは、コンセントやコード部分が劣化している場合があるので要注意です。
アイロンが壊れる
アイロンを放置しておくと被害を受けるのは、人間だけではありません。
また、家や洋服だけでもありません。
そう、アイロン自身もダメージを受けてしまいます。
アイロンを放置しておくと、水がかかってしまう恐れがあります。
アイロンは電化製品です。
電化製品にとって、水は天敵です。
なぜなら、水は電気を通してしまう性質があるからです。
これにより、アイロンの回路内に水が入り込んでしまい、ショートして部品の一部が壊れてしまうのです。
壊れてしまったパーツは、完全に乾燥しても修理出来た訳ではありません。
アイロンが動かなくなってしまう・使えなくなってしまう原因となってしまいます。
アイロンのつけっぱなしはやめよう
アイロンがつけっぱなしにしていると危険な理由をご紹介しました。
電化製品は便利なので、私たちの生活に欠かせないものとなっています。
アイロンもその1つです。
しかし、電化製品は様々な危険を含んでいるのです。
人や物に危害を加えてしまうかもしれないのです。
ですので、電化製品を使うときは、使用基準を守ってしっかり安全に使いたいですね。
「アイロンをつけっぱなしだと危ない理由まとめ。ヤケドや火事の危険も」への感想コメント一覧
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