回避依存症とは。人との付き合いを遠ざけ距離を置きたがる理由

最終更新日:2016年3月20日

回避依存症は病気ではありません。

程度の差こそあれ、ほとんどの人が持っている感情の一つと言えます。

必要以上に親密になるのは怖い、一人でいる方が好き、束縛されるのは嫌い、と思っている方は回避依存症の傾向が強いのかもしれません。

今回は回避依存症の概要についてご紹介します。

1.人と距離を置きたい

回避依存症の方は本当の自分を他人に知られることを嫌います。

づかづかと心の中に入って来られることは嫌います。

そのため、職場やプライベートでも人とは距離を置くような行動を取ることがあります。

例えば親しくなってもいつまでも敬語を使って会話をするなどです。

さらに恋愛では告白されることをあまり嬉しいと思えないところがあります。

または自分から告白しても相手がこちらを向いた時点で、気持ちが途切れてしまう、なんてこともあります。

親しくなれば敬語を使わずに話しますが、人と距離を置きたいばかりについ敬語になってしまうことがあります。

敬語で話をされれば、相手もある程度遠慮がちな会話になり、親密さはあまり増さないでしょう。

一種の言葉の壁のような感じです。

決して相手のことを嫌いということではないのですが、相手の方はそうは思わないことが多いでしょう。

嫌われているんじゃないか、自分とはあまり親しくはなりたくないのではと考えて距離は遠くなってしまうかもしれません。


2.親しくなることが怖い

一人になりたい、ほっておいてほしいと思うことは誰でも一度や二度は思ったことがあるでしょう。

けれど、人は一人では生きられないし誰かそばにいてほしいと思うことが普通の感情です。

では、なぜ人と距離を置いてしまうのでしょうか。

必要以上に親しくなれば今よりも自分のことがもっと相手に知れてしまう、そうなったときに相手に嫌われてしまうかもしれない、今の距離だからうまく付き合えているんだという考えが出てきます。

そしてこれ以上親しくなれば嫌われるのではないか、馬鹿にされるんじゃないか、など人がどう自分を見るかいう、自分に対しての評価が気になることが原因の一つと言えます。

誰でもそういう気持ちはありますが、私は私だし、という気持ちを持てずに、人の評価を優先させてします結果、距離を置いてしまします。

特に見栄っ張りな人は自分の評価が下がってしまうことにとても恐怖を感じます。

そんな目に合うならば人と親しく付き合わない方がましだ、と考えるのでしょう。

例え親しくなれたとしても、そのあとに裏切られることがあるかもしれない、と考えるとそれもまた恐怖の一つとなります。

自分が傷つくことへの恐怖からなかなか心を開くことができません。

3.人との付き合いを遠ざけている

会社やプライベートではそこそこ人付き合いもできているけれど、いざ個別に予定を入れられてしまうと、何か用事を作り付き合いを避けてしまいます。

仮に何日か先の約束をしていたとしてもその約束事態が重く感じられ何か別の用事ができたと断ってしまうこともあるでしょう。

誰でも一度や二度は約束したときは楽しみにしていたが、近づくごとに憂鬱になるということは経験があるでしょう。

でもこれが毎回続けば、約束事態が出来なくなり、常に何か自分自身の用事、例えば仕事や家事などで時間が取れないという理由から付き合い事態を最初から辞めてしまうことになります。


4.取っ付きにくい、クールな感じがする

クールビューティが流行っています。

見た目はクールだけれど、実際に付き合ってみたらそうではない、というのがクールビューティと言えますが、この場合は見た目もクール、実際に付き合ってもクールという見た目と同じ冷たい印象です。

会話以前に見た目がクールですから、話しかけることを躊躇してしまいます。

何とか話をしてみてもそっけない態度を取られる、会話が弾まない、など話しかけなければよかったと思うこともあるでしょう。

親しくなるには壁を感じてしまいます。

一人でいることを好む人や本当の自分自身を知られることが怖いと感じている人は、無意識のうちにそのような態度をとって人を遠ざけることがあります。

5.束縛されることが嫌い

とにかく人から何か指示をされたり、監視させられたりという束縛を嫌います。

人と関わって行けば少なからず何かを頼まれたり、頼んだりという束縛とは程遠いですがささいな関係が出てきます。

頼むのはいいけど頼まれるのは嫌だ、ということは世間では通用しません。

たまには自分の思うままに自由にやりたいと思うこともあるでしょう。

でもこれはたまにであっていつもとなると話は別です。

何かお願いしてもいつも断られる、嫌な顔をされる、などいい印象は持たれないでしょう。

その結果、人との距離は遠くなり、自分勝手な人という印象を持たれてしまします。

回避依存症の症状について知ろう

回避依存症は病気ではありませんが、親から虐待された、両親の中がよくなかった、などの幼少期の体験が原因となっていることが大きいと言われています。

もしも自分自身で気にかかるところがあったならば、自分自身と周りの人との関わりを見直して見てはいかがでしょうか。

長年かけて培われた物をすぐに変えることは難しいことですが、きっと何かできることがあるはずです。