働きすぎたり、いじめにあったりしてストレスが溜まっていくと人は自分の心を守るために感情がなくなってしまうことがあります。
感情がなくなってしまうというのはうつ病などの大きな病気の原因になってしまい最悪の場合精神を病んでしまうこともあります。
そこで今回は感情がなくなってしまった時の対処法をご紹介します。
ストレスを発散する
感情がなくなってしまうのは、仕事などのストレスを過剰に受けてしまうからだと言われています。
確かに、虐待やDVなど過度なストレスを受けると多重人格になって心を守ろうとするように過度なストレスと言うのは心に異常をきたす原因になってしまいます。
例えば、仕事で「笑顔」を多用していると本当に心から笑えなくなってしまったり、クレーム処理をしていると怒りを心の中に閉じ込めてしまったり…などと言ったように仕事内容や仕事環境によって感情を失ってしまうこともあります。
怒りや笑顔に対しての強い我慢や無理強いがある種の癖のようになってしまった結果、本当に怒りたいのに怒れなかったり笑いたいのに作り笑顔しかできなくなってしまいます。
そういった場合は「ストレスを発散」してあげることで心に積もったモヤモヤがすっきりして自然に笑顔がこぼれたり、ドラマを見るだけで泣いたり怒ったりすることができるようになるかもしれません。
ストレスの発散の仕方は人それぞれで、スポーツをしたり読書をしたり旅行をしたり…などと言ったように自分が楽しめる休日を過ごしてみるといいかもしれません。
本格的に休みを取る
ストレスが限界まで達すると感情がなくなったりそのほかの精神的な症状や体調にも影響が出てしまいます。
そのため、感情がなくなってしまったと感じたらそれを機会にいったん休養を取ってみるといいかもしれません。
感情のない状態ではいい仕事もできないでしょうし、人とのコミュニケーションを取るのも難しくなってしまうでしょう。
感情がないままでいるともっとストレスのたまる状況になってしまい悪循環になるのだけは避けたいところです。
ですから、感情が戻るまで仕事などを休んでみてもいいかもしれません。
感情がなくなってしまうというのはストレスから逃げるために出る症状です。
感情がないままストレスを感じる環境に居続けると症状は悪化してうつ病や自律神経失調症などの病気になってしまいます。
そのため感情がなくなってしまったと感じたら体と心を休める必要があり、そのためにはいったん自分が落ち着けるような環境づくりをしましょう。
環境を変える
ストレスによって感情がなくなっている場合、思い切ってその環境を変えてしまうという手もあります。
例えば、職場・学校・義理の家族などから激しいいじめを受けている場合や、ブラック企業で過度な労働やノルマを課されているなど我慢強い人は自分の感情を殺してまでその環境に居続けようとしてしまうのです。
ですが、いじめや過酷な労働環境にいなければならない理由とはなんでしょうか。
人生の長い時間を辛いだけの環境に置いて自分の心が壊れてしまったり、最悪の場合は自殺などを考えてしまうまで自分を痛めつける環境にいる必要などないのです。
自分が喜びや悲しみ、怒りや苦しみなどを感じることができなくなってしまうほど過酷な環境で近い未来にその状況が普通の環境に変わらないような場合には、退職や引っ越しなどをその環境から逃げ出す方法を選択して、別の生き方を選択してもいいのではないでしょうか。
病院やカウンセラーに行く
感情を失ってしまうというのは、失感情症と呼ばれているそうで症状の重さによっては心療内科での治療が必要なようです。
また感情を失ってしまっているのは、単に失感情症になっているのではなく、うつ病などの精神病の一つの症状で出てしまっているという可能性もあるので専門家に他の症状も診断してもらうことで実はもっと恐ろしい病気が見つかるかもしれません。
こういった心の病は症状の軽いうちに見つけて専門家と自分の心と向き合いながらゆっくり治していかなければならないので早めに病院での検査や相談をした方がいいでしょう。
感情を取り戻すためにはストレスを軽減しながら心と身体のどちらかもしくは両方から効果的にアプローチすることで少しずつ感情や感覚を取り戻していくそうです。
社会人の場合は心療内科で相談をして診断書をもらうことで休暇の申請もできることがあるので会社の制度をしっかりと見直すこともしておきましょう。
感情がなくなった時はきちんと対処しよう
感情を失ってしまうというのは意外に重大な病気が隠れていることがあります。
普段からストレスと上手に付き合っていきたいものですが、働く中でどうしても無理をしてしまったときは専門家に相談してストレスの発散方法やストレスとの付き合い方のアドバイスをもらってみてもいいかもしれません。
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何か些細なことにでも幸せを感じて、少しでも自発的に笑える環境を作り出していくことが不可欠なのかなと感じました。