急に顔がほてりだすという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
顔のほてりは冷え性や更年期障害の方の症状のひとつとして現れることもありますが、その原因として多くみられるのが「自律神経の乱れ」です。
ここでは、自律神経の乱れによる顔のほてりを解消する方法についてご紹介します。
風呂にゆっくりとつかる
自律神経の乱れは、身体を興奮させ、戦闘状態にもっていく「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」のバランスが崩れ、交感神経が過度に活発になることによってもたらされます。
よって、この乱れを解消するためには、副交感神経のはたらきを高めることが必要です。
そして、この副交感神経を高め、自律神経のバランスを取り戻す方法として有名なのが「お風呂にゆっくりとつかる」という方法。
入浴している間は、一日の間でも副交感神経が大きく高まっている時間のひとつと言われています。
このとき、特に注意してほしいのが「お風呂を高温にしすぎない」という点。
人にもよりますが、38、9度程度の少しぬるめのお湯につかると良いでしょう。
のぼせない程度にいつもより時間をかけてゆっくりとつかるというのがコツです。
また、睡眠をとる1時間ほど前に入浴時間を持ってくると良いともされています。
意識して運動の時間をとる
自律神経の乱れの原因としてよく挙げられるのが、運動不足です。
効果的とされているのはウォーキングや軽いジョギングといった有酸素運動で、手軽に行うことができ、習慣化しやすいという点からもオススメです。
また、ストレス解消の時間をつくるということも自律神経の乱れを解消するには重要なポイントですので、ムリなく楽しんで、継続して行えるというのも重視したい点です。
質の良い睡眠を十分にとる、体内時計のリズムを整える
睡眠不足というのも自律神経を乱してしまう原因となります。
また、ただ漫然と睡眠時間を長くするのではなく「質の良い」睡眠をとるというのがポイントです。
質の良い睡眠をとるためには、1や2で説明したように、入眠1時間ほど前に入浴する、しっかりと運動するということはたいへん効果的です。
他に気を付けるべきこととして「スマホやテレビ、PCの画面を夜遅くまで見ない」ということも大事です。
スマートフォンなどのディスプレイが発する光は体内時計を狂わせ、交感神経のはたらきを活発にさせると言われています。
夜になってもこれらのディスプレイから発せられる光を見続けることは、快眠の大きな妨げになります。
この時代に夜になったらテレビもスマホも一切見ないというのは難しいかもしれませんが、お風呂に入った後はスマホの電源は切ってしまうなどしてできるだけこれらの光を遠ざけましょう。
どうしても遅くにPCなどに向かわなければいけない用事がある場合は、できるだけ照度を落として操作することをオススメします。
逆に、リズムを整える方法としては起床直後に太陽の光を浴びることがたいへん有効とされています。
起床後に軽いジョギングに出かけることをオススメします。
こうすれば朝十分に太陽の光を浴びることができ、また、有酸素運動の時間も確保できて一石二鳥です。
また、さらに、寝る前にホットミルクなどを飲むことも快眠につながりますし、一日の起床時間・入眠時間はできるだけ安定させることができると体内時計のリズムがととのい、なお良いと言われています。
この他にも睡眠の質を高めるにはさまざまな方法がありますので、興味がある方はぜひ調べてみてください。
整体やマッサージなどを行うという手も
整体も自律神経の乱れをなくすのに大きな手助けとなってくれます。
少しお金はかかりますが、定期的に通ってみるというのも一つの手です。
その際、特に自律神経の乱れをなおすことを専門の一つとしている整体院も多くありますので、そこに行ってみるのが良いでしょう。
また、マッサージやヨガも身体をリラックスさせ、副交感神経を高めるのに効果的であるとして有名です。
こちらは自分で実践できることも数多くあり、ネット上などでも参考になる動画などがたくさん出ているので手軽に取り組むことができます。
顔のほてりの原因と特定して解消しよう
顔のほてりの原因となる自律神経の乱れを解消するための対策は、どれも基本的なことばかりです。
健康でいるためには当たり前のことですが、とにかく大事なのは「ストレスをため込まない」「規則正しい生活を送る」ということ。
自律神経の乱れは悪化させると他にも実にさまざまな症状を引き起こします。
いま、顔のほてりに悩まされているというあなたも、もしかしたら自律神経の乱れが原因かもしれません。
ぜひこの機会に一度、ご自身の生活習慣について見直されてみてはいかがでしょうか。
「顔のほてりの原因と解消法。自律神経の乱れを整えよう」への感想コメント一覧
以前勤めていた職場のパートさんが更年期に入り、よく汗をかいていました。人によって程度は違うかもしれませんが、自分もいつかはそうなるので参考になりました。