ずっと使うつもりで購入した財布が壊れてしまった時、ショックは大きいですよね。
その修理は、適切に行わないといけません。
また、場合によっては修理ができないこともあります。
壊れた具合などを判断し、適切な財布の修理方法を選びましょう。
修理できるパーツを知っておこう
お金を入れるところ、特に皮革の部分に大きな穴が開いてしまった場合、こんな時はやはり修理を諦めるケースが多くなるでしょう。
しかし、小さな穴なら別の革で補修できることもあります。
また、後付けのボタンなどなら、簡単に直せるでしょう。
このように、どんなところが壊れてしまったのかによって、どう修理するのか、あるいは修理できないかは違ってきます。
長く使って愛着がある財布なら、どんな状態でもなんとかして直したいと思うものですよね。
とはいっても、修理できるパーツは決まっています。
財布を直してくれるところに持って行き、受け付けてくれたとしても、必ず自分の納得できる修理ができるかどうかは難しいところです。
修理できるバーツと修理が難しいパーツを知っておくと「せっかく直したのに、こんなはずじゃなかった」ということは避けられるでしょう。
修理が容易なファスナーと裏地
最も修理がしやすいと考えられる部分です。
財布のクイック修理などでも、即直してくれる場所でしょう。
ファスナー付きの革財布などは、後からファスナーを付けています。
そのため、外して交換というのも難しくありません。
ただし、ファスナーが革を大きく噛みこんでしまったような状態になると、革に影響を与えず修理というのは難しくなってしまいます。
また、裏地も同様に革などに付属しているものが多く、修理しやすい部分です。
ただしこれは革プラス布地の裏地という前提です。
裏地に当たる部分、つまり表には出ないようなパーツでも表面と大きく変わらない高級革を使っている財布もあります。
この場合は、まったく同じように修理というのは少し難しくなってしまうでしょう。
素材をきちんと見極めるようにします。
ほつれ部分の修理は意外と難しい
服などなら、ほつれを簡単に自分で直してしまう方も多いでしょう。
しかし財布はそうはいきません。
使われている糸の強度と似たようなものを探さないといけませんし、色合わせなども難しいカラーの財布もあるでしょう。
もちろん、革専用の針で縫い目を合わせて縫う必要もあるため、自分でサッと直してしまうということはできません。
仕上がりがどうなってもいいのなら、自分で縫い合わせてしまってもよいかもしれませんが、革の縫製は失敗できません。
購入した店に相談するのが得策でしょう。
特に一点もののハンドメイド作品などなら、作った方の縫い癖のようなものに合わせないと、美しく修理することはできません。
作った本人に直してもらうというのが理想的です。
ブランドものなら購入店に修理を依頼する
ブランドものなら、どこでも必ずといってよいほど財布の修理を受け付けています。
ただ日常使っている財布を修理のために長期預けるのも嫌、という方もいるでしょう。
もちろん補修する箇所にもよりますが、ごく短時間での修理を受け付けているブランドも増えてきています。
すばやく修理したいからと、他の修理の場所などに出す方も多いですね。
しかし、購入店に直接相談したほうが、最適な修理とアドバイスも受けられるでしょう。
保証などがきっちりとしているブランドも多いため、購入時から保証について確認しておくこともよいかもしれませんね。
革の表面の傷も慎重に
もっとも自分で直してしまいやすいのが、壊れたとまではいきませんが、革表面のすり傷やひっかき傷です。
ただし、簡単なようで注意しないといけないこともありますね。
もともとの革自体の強度によって、すり傷の具合や深さなどが違ってきます。
ごく軽い表面的な傷なら、周りの革も含めて少しもみ込むだけで、傷が分からなくなってしまうことも多いのです。
それでも傷が気になる場合なら、皮革専用のクリームを少し塗り込むようにします。
適切に使わないと、シミなどになってしまいますから、ごく少量を目立たないところで試してからクリームは塗るようにしましょう。
また、傷が増えて革自体が少しめくれ上がってしまうような状態になることもありますね。
これは、革の種類と傷の具合によっては修理が不可となってしまうかもしれません。
簡単に直せるからと、革修理のところに出してしまうのではなく、専門ショップか購入店に相談したほうがよいでしょう。
壊れた財布を修理しよう
一生ものといわれる財布を購入することも多いでしょう。
しかし、使う限りは傷や壊れることは逃れられない部分もあります。
とはいっても、事前にできるだけ保護したり、お手入れしたりする方法がないわけではありません。
財布を購入する時に、アドバイスを受けられるようなショップを選ぶのも一つの対策となりますね。
お気に入りの財布は長く使っていきましょう。
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