ある日、口の端がぱっくり切れてしまって嫌な思いをしたことはありませんか?。
唇なら切れてもすぐに治りますが口の端はそうはいきません。
何回も切れているうちにかさぶたが大きくなって見た目が悪くなり、外出のときに人の目も気になります。
そんな時、なるべく早く治す方法をご紹介します。
よく洗う
口の周りは思っているより汚れやすい場所です。
食事中気になって口の端を舐めたり、紙でゴシゴシこすっていませんか?
小さな傷に雑菌が入り込んで炎症を起こすこともあります。
こすらずに洗い流してください。
食後の歯磨きのついでに口の周りもしっかり水で洗い流しましょう。
朝晩の洗顔の時は洗顔料がつかないように注意してください。
洗顔が終わったら最後にもう一度、口の周りを洗い流します。
ちょっとしつこいかな?くらいでちょうどいいのです。
口の周りの洗い流し方は水で優しくなでるようにします。
水が冷たいようなら冷たくない程度の温度で洗い流します。
熱いお湯は刺激になりますので避けましょう。
そのときには洗顔料は使いません。
手のひらに水を貯めて、水のタオルで拭くような感じで洗います。
洗ったあとはタオルでポンポンと水分を吸い取らせます。
できてしまったかさぶたは触らないように周りを優しく押さえてください。
決してゴシゴシ拭かないように気をつけましょう。
口を乾燥させない
皮膚が切れたところは傷口です。
転んで擦り傷を作った時と同じで、体は早く保護しようと分泌物を出して保湿し、表面を固め傷口を固定させます。
これがかさぶたです。
でも、口の端はよく動くので固めるとまた切れてしまいます。
しかも、そこはもともと柔らかくて薄い皮膚なので、硬くなっているかさぶたの近くの皮膚は一緒に切れます。
するとまた体は傷口を保護しようとさらに多くの分泌物を出しかさぶたを厚くします。
この繰り返しでだんだん傷口が広がっていきます。
よく動く場所なら固定しないほうがいいのですが、体はかさぶたを作って傷を早く治したいのです。
そこで保湿用の軟膏を使い体に保護されていると思わせます。
もちろん軟膏を塗る前には傷口を清潔にする必要があります。
口の近く専用の薬もあるのでそれを塗っても良いし、ワセリンやラノリンなど多少口に入っても害がなく味も匂いもしない保護剤もあります。
これらは薬のように殺菌することはできないのですが、皮膚や清潔にした傷口の保護に使えますし、乾燥しすぎた肌や傷口にしみて痛むこともありません。
薬局で相談してみてください。
保湿されていれば体も保護されていると思い、かさぶたを作る必要もなくなるので分泌物を出しません。
しかし保湿効果があるからといって、傷口に基礎化粧品は塗らないでください。
気にしない、いじらない
どうしても気になって仕方がないのですが見ていても治りません。
乾燥させないように保湿しておけば口を開けても痛くありませんし、痛くなったらその時点で保湿を足します。
できてしまったかさぶたは取ってしまうと周りの皮膚が傷つきやすくなるので、なるべく取らないようにします。
かさぶたの上から保湿すると柔らかくなっていきます。
すると皮膚の動きに合わせて多少、伸びるので傷口が大きくなることが少ないでしょう。
かさぶたができていて人目が気になるときは、立体的なマスクをすると気にせずいられます。
口の周りに空間ができる立体マスクは口の周りが乾燥しにくく、見た目もカバーできるので周りを気にせずいられます。
色々な柄の立体マスクがあるのでこの際、楽しんでしまいましょう。
ビタミンを取る
食事のバランスも見直してみましょう。
栄養は偏っていませんか?ビタミン類は足りていますか?どうしても苦手な物、取りにくい物があるようならサプリメントで補ってもいいかもしれません。
ビタミンB群不足で切れることも多いのですが足りない物はそれだけでしょうか?、ビタミンCは傷を治すのにも役立つものですし、そう考えれば他のビタミン類も必要でしょう。
一種類だけではなく、できれば基本的なビタミン全てが入った物を試すといいかもしれません。
ただし取りすぎはいけません。
容量はきちんと守ってとり、徐々に体調を気にしながら減らしていくことも考えてください。
医療機関を受診する
これらを試してみても一向に良くならないで、2週間以上も長引くようなら病気を疑ってみた方がいいのかもしれません。
我慢せず医療機関に行くことをオススメします。
唇が切れる病気の一つに口角炎があります。
その名の通りデリケートになった口の角(端)に刺激が与えられて炎症が起こった状態です。
また見た目が似ているカンジダ性の口角炎もあります。
これは傷口に菌が入り込んで炎症を起こす病気です。
何度か繰り返していれば皮膚科へ受診した方が早く治ります。
しかし、全く心当たりがなく、いつまでも治らないようならば、まずは内科で診てもらっても良いかもしれません。
内臓疾患でも口角炎を起こすこともあるようです。
口の端の切れを早く治そう
口の端の切れが治れば食事やおしゃべりも楽しめますね。
切れたところは傷口だと考えて優しくケアして早く治しましょう。
「口の端が切れた時に早く治す方法まとめ。冬の乾燥から唇を守ろう」への感想コメント一覧
冬に乾燥して口の端が切れると非常に痛いです。治ってきてもまた切れてしまったり、何度か繰り返します。口の周りなので薬も塗れず。。。ビタミンを意識して取ろうと思います。