口の開きが悪い時の原因5つ。口が開かない理由を知ろう

最終更新日:2015年11月29日

口は飲食物を食べる・飲むという働き以外にも話す、時に口呼吸するという働きももっています。

この為、日常生活や生きていく上で絶対的に必要な部位でもあり、その症状から隠れた疾患を見い出すことも可能な部位でもあります。

1.過去に顎が外れた後遺症

過去に一度でも顎が外れて、修復によって顎を戻した経験がある方は、外れる前の良い・自然な状態と比較すると開き具合が悪い・狭くなった、噛み合わせに少し違和感を感じるという軽い後遺症のような状態になります。

これは、病的ではないので本人の自覚がはっきりしており、時に不愉快な症状にもなってきます。

よく「捻挫は癖になる」とか「捻挫したところは、機会があるとまた捻挫しやすい」と言われていますが、その感覚に似ています。

ただ、外見からは口の開きが悪いとか、一般的ではないといった印象は受けません。

また、飲食物をこぼしたり、左右のどちらかだけに引きつっている(例えば右側の口が上がっていて、左側の口は下がっている等)といった形状の問題もないのが特徴です。

本人には不快がありますが、病的でなないので経過観察になります。


2.麻酔後の経過としての症状

局所麻酔、全身麻酔によって、麻酔下にて治療を行った後に見られる正常な症状です。

虫歯や抜歯の治療で、部分麻酔を注射した後、一時的に起こるといった症状も含みます。

また、広い口腔範囲や長時間の手術治療が予測される場合は、全身麻酔下にて麻酔を受ける時があります。

この場合は、全身麻酔の影響に加え、口を開く開口器を使った為、頬や唇が引き伸ばされた反動による筋肉の緊張・疲労からの違和感を生じます。

本人的には口元が痛いような、鈍いような変な感覚があると実感し、実際に上手く発音ができなかったり、飲食物をこぼしてしまう事があります。

外見からも正常な口元に見えますが、言葉が聞き取りにくい、口の開きが小さい、口が開きずらい事から口角より飲食物が垂れ流れているという場面を確認できます。

これは、術後の正常過程であり、一時的なもので異常ではありません。

時間の経過と共に消失します。


3.口腔粘膜に発赤、白斑がある

口の中に炎症を起こして発赤がある、何らかの原因により粘膜の一部がへこんでしまったり、痛みも伴い白くなっている白斑がある場合は、口の開きが悪くなります。

腫れ上がって、痛みがある為、無意識に小さい口を開けて、少しでも痛みを軽減しようと身体が働く為に起こります。

疲労や寝不足、ビタミン摂取量の不足、歯磨きが足りず菌の繁殖、ウイルス感染による麻疹等によって、発赤、腫脹、口内炎、白斑といった病態が生じます。

このような時は、思うように口が開けない状態となります。

時に、飲み込みにくいという症状も加わります。

口の中と言っても、舌や軟口蓋、頬の内側、唇の内側、歯茎等、広範囲の為、どこに異変があるかを確認し、それに合った適切なケアが必要で求められてきます。

一般的には清潔の保持、処方された薬の使用、規則正しい生活や食事、安静となっています。


4.脳梗塞の前ぶれ

脳梗塞には症状進行に大きな個人差があり、急速に悪化するものから、比較的、緩やかに進行するものまで実に様々です。

共通点として「口の開きが悪くなった」と本人ご家族の方々が訴えます。

これは、本人から見た場合は、自覚がある時と、自覚が全くなく日常生活に異変が生じてから何かおかしいと感覚的に認識する時に分けられます。

家族の方々から見た場合は、最近、ご飯やお茶をこぼすようになった、言葉が聞き取りにくいのが多くなってきた、呂律が回っていない等と、明らかに今までの日常動作とは異なってきます。

急速な進行の脳梗塞の場合は、上記のような症状の後、片半身の脱力感を伴い倒れてしまった、トイレに行ったきり、戻ってこない、気がついたら気を失っていた等という状態へ陥ってしまいます。


5.顔の歪み

人は左右差があり、歪みが全くない人はいません。

歪みが重い・範囲が広いと口の開きが悪くなります。

歪んでしまった事で、口の位置が下がってきたり、口角で比較すると左右の配置が大幅にずれてきます。

これは、外見から見ても容易に分かる事で、本人的にもコンプレックスになってしまう時もあります。

また、口を閉じている時は、少し左右差がある、位置がずれていると軽症でも、話しをしようと口を開いた時に大きく引きつってしまい、開きずらい状態になってしまう事もあります。

その原因・誘因として、どちらかを下側に寝ている時間が多い(例えば、左側を下にして多く寝る)、頬杖をつく、ボクシングやプロレス等、顔に振動・ダメージを受けるスポーツをしている等、日常生活動作やスポーツによっても影響を受けます。

口の開きが悪い原因を探ろう

口の開きが悪い状態となる原因をご紹介しました。

口は顔の一部のパーツですが、脳神経と関連しており、隠れた疾患を見い出す事も可能な部位です。

また、飲食物を摂取する、話す以外にも口紅やグロスを塗りオシャレを演出する事ができ、且つ表情も演出できる魅力ある部位でもあります。

「少し疲れているだけ」「また直ぐ治る・良くなる」と軽視してはいけない時もあるので、気になる時は一度、歯科・口腔外科を受診し診断を受け、且つ健康状態を確認できる良いきっかけになるでしょう。