新型コロナウィルス対策だけでなく花粉症やインフルエンザなどの風邪予防、または風邪で咳などが酷い時にはマスクを付けます。
しかしマスクも正しく付けないと全く意味がない事をご存じでしたか?
ただ単に鼻と口を覆っていればいいというものではなく、付け方があります。
きちんとつけないと自分から飛沫が周囲に飛んでしまいますし、隙間から他の人の飛沫が入ってしまうこともあります。
そこで今回はマスクの正しい付け方について詳しく解説します。
マスクを取り出す際には手を洗う
マスクをパッケージから取り出す際にすでに注意する必要があります。
それは必ず手を洗い清潔な状態にするということです。
手には知らず知らずのうちに、見えない細菌が付着しています。
特にお金やスマホなどを触った後は凄く細菌が付着します。
支払いをした後や、スマホを操作した後にその手でマスクを取り出して付けるのは、細菌を口元に運ぶようなものです。
ですので、マスクを取り出す際は必ず手洗いをしてキレイにしてから取り出しましょう。
そうすることで、まず手から経由しての接触感染を防ぐことができます。
洗う時はアルコール除菌や石鹸などを使い丁寧におこないましょう。
マスクのプリーツの向きを確認し、上下や裏表を間違わないように装着する
マスクはプリーツが入っているものがほとんどです。
プリーツとは、マスクの段々に折れている箇所の事です。
ガーゼマスクや布マスクなど使い回しの効くものはプリーツは入っていませんが、このプリーツにも向きがあります。
マスクの内側、要は口や鼻に触れる方側は、プリーツが下へ下へと折られています。
それに対して外側の外気に触れる方側は上へ上へと折られています。
この方向を間違えると、いくらプリーツを広げてもマスクがズリ下がりやすく意味も成しません。
ある程度の品質のマスクだと、マスクに「内側」という表記があったりロゴが入って分かりやすくなっていたりします。
ただし安いマスクだと目印となるものもないので、プリーツの折り目はよく確認しましょう。
マスクを真ん中で折り、鼻にフィットしやすくする
不織布のマスクの場合、鼻に触れる部分には棒状の芯が入っています。
これを真ん中で半分に折りにします。
こうする事で鼻にフィットしやすくなり、外気が入り込みづらくなります。
折らずにそのまま付けてから、鼻回りを押さえて同じような事をしようとしてもやりづらいのはもちろん、キレイに押さえ込む事はできません。
半分に折る手間くらい1秒で済む事ですし、外気が少しでも進入しないように、付ける前にやっておきましょう。
また、密着タイプのマスクは2枚の紙生地から形成されているので半分に折ったものと同じようになっているため折る必要はありません。
マスクのプリーツをアゴ下まで伸ばす
耳にかけたら、プリーツをなるべく上下に大きく広げましょう。
合わせる位置は瞼の少し下辺りから、アゴ下までが理想です。
鼻と口を徹底的にガードするには、それくらい広げる必要があります。
顎下に違和感など感じるかもしれませんが、顎調度で付けてしまうと結局ズリ上がってしまいマスクを付けている意味がなくなります。
また時々、鼻の先より少し上辺りからマスクを付けている人もいますが効果的ではありません。
鼻の先に近づくほどマスクとの間隔が空きます。
鼻が高い人ほど間隔は大きいので外気が入る絶好の隙間となります。
マスクを上から軽く押さえる
マスクを装着したら1度頬の横にできる隙間など軽く押さえて、なるべく横からも外気が入らないように整えましょう。
見た目も気にするのは大事ですが、マスクをするのはあくまで風邪や予防、外気からの細菌や花粉症の進入を防ぐためです。
鼻の回りも軽く押さえて形成すると、折り目を中心に形成されますので密着しやすくなります。
あまり押さえ込むと化粧をしている人は、化粧落ちしてしまいますので、軽く押さえるのがポイントです。
マスクの種類で正しい装着方法に違いがある
今回ご紹介しているマスクの付け方は、一般的な不織布プリーツマスクの付け方ですが、マスクの種類はその他に密着タイプやガーゼなどの布地マスクがあります。
それぞれ形や素材も異なるため、マスクのタイプに合わせて付け方を変える必要があります。
密着タイプのものは、頬にもピタッと密着し、鼻の部分も2枚から形成されているので隙間もできづらいです。
しかしアゴ下部分まで型が形成されている為、ズリ落ちてきますので、こまめに上げるようにしましょう。
また布地タイプも密着はありますが、小さめを買うとプリーツのように面積を広げる事ができないので、大きめのものを買いましょう。
マスクの耳の部分が痛い時の対処法
耳にかけるゴムは、長時間付けていると痛くなるものもあります。
始めに付けてみて耳に少しでも痛みがあるような場合は、少し手で数回軽く引っ張り、ゴムを伸ばすとほんの少しだけ余裕ができ痛みを回避する事ができます。
あまり強く引っ張り続けると、伸びすぎて隙間が空いたりズリ落ちてしまったり、マスク自体が破れてしまう事もあるので、力を入れすぎず軽く数回引っ張るだけにしてください。
その点、密着タイプのものは布地のような素材が使われているので、耳障りはマスクの中では1番良いかでしょう。
正しくマスクをつけていこう
密着タイプのマスクは付けるのも簡単ですが見た目はあまり良くない、布地タイプのマスクは日々洗濯にも気遣いなどが必要で経済的ではあるけど扱いづらい、プリーツタイプは密着タイプに比べると密着性が劣るといった特徴があります。
タイプによって効果は様々ですが、いずれにしても外気が少しでも入り込まないように付ける事はできるので、それをやるのとやらないのとでは違いが出てきます。
また、外気の進入を防ぐためだけでなく、咳などで自分から出る風邪菌などを飛ばさないようにするのもマスクの役目なので、正しい付け方をし、自分を守りながら周囲にも撒き散らさないようにしましょう。
「正しいマスクの付け方。マスクをきちんと装着して感染予防効果を高めよう」への感想コメント一覧
マスクってつけただけでなんだか安心感がして、忙しいときなど付け方が適当になってしまったりすることがあるので、気をつけようと思いました。
マスクをつける時にプリーツの向きの意味が分かりませんでした。この記事を読んで、次からはずれないようにマスクをすることが出来そうです!
普段、何気なく着けているマスクが本当に適当だったことにあらためて気づきました。取り出し方から装着まで順を追っての紹介、本当に役立ちます。
今まで何気なくマスクを付けていましたが、つければオッケーなのではなく、付け方に色々とポイントがあるんですね。プリーツの折り目に関しては全く気にしていませんでした。これからは付け方にも気を付けてマスクを使用するようにします。
まったく知らない事ばかりでした。これではマスクをしている意味がありませんでした。
インフルエンザや花粉症の時期は毎日マスクを装着しているので、これからは意識して使おうと思いました。