職場で話題を振られても全然話せない。気になる人に話しかけることができない。
とにかく無口な人は、少なからず周りにいます。
しかしそうした人の多くは、一歩が踏み出せないだけで、本当はもっとコミュニケーションが取りたいと考えている人も多いです。
そこで今回は、無口を改善する方法をご紹介します。
まずは聞き上手になる
無口な人の中には、話を聞くのはそれほど苦にならないと考えている人もいます。
ただ相槌を打っていれば相手が納得するのだからもっともです。
会話で大事なことは、話題を提供して話し始めることですが、それと同じぐらい、上手に話を聞けることもあります。
人は会話をする時に当然、自分の話を聞いて欲しいと思っています。
それは意見が聞きたい場合もありますが、他愛のない話の場合はとにかく聞いてもらってスッキリしたいということも多いのです。
また聞いているうちに、相手の人となりがだんだんとわかってきますので、そうなってきたら自分の意見を言ってみたり、共通点などで盛り上がったりできるようになります。
まずは人の話をよく聞けるようになりましょう。
大事なのは相手の会話のペースを乱さずに相槌を打ち、話させてあげることです。
話題収集をする
会話をしようと思っていても、話題を持っていなければなかなか始められませんよね。
普段から話題を集めておくことは非常に大事なことです。
話題といっても高尚なものであるとか、難しいものである必要はなく、天気や最近見たテレビ番組、流行のものなどで大丈夫です。
特に天気はどんな相手に対しても使える話題なので、その日の天気や週間天気などをチェックしておくと、会話の糸口がつかみやすくなります。
また、話題の中でも最も手軽に盛り上がれるものの一つに、自分の出身地のご当地ネタがあります。
自分の地域の方言であるとか、風習、名物に関する話題は、老若男女問わず受けがいいのでオススメです。
会話のハードルを下げる
無口で口下手な人の多くは、とにかく話す時は一定以上のクオリティが必要だと考えてしまいがちです。
自分で会話のハードルを上げた結果、なかなか喋れなくなってしまいます。
しかし実際の会話のほとんどは他愛のないもので、ちょっとしたおしゃべりだったら、目につくものについて話し始めたってかまわないのです。
会話というのは、会話をするというコミュニケーションそのものも重要です。
きっかけがなんであれ、会話をしようとする姿勢が大事です。
相手との共通点を見つける
口下手な人が会話で相手との距離を縮めるには、共通点を見つけるのが近道です。
共通点は趣味などであれば非常にいいのですが、食べ物や異性の好みなど、なんでもかまいません。
人は好みのものに対するこだわり方に人間が出やすいので、共通点を見つけたらとにかく掘り下げてみましょう。
今まで知らなかった相手の魅力を見つけられるかもしれませんよ。
喋る時は愛想良くする
話すことを考えるあまり忘れがちなのが、喋っている時のピッチや、愛想です。
実はこれを徹底するだけで、相手から見た印象はがらりと変わります。
例えば自分の所にやってきた営業マンが、低いピッチでぼそぼそと下を向いて喋っていたらどう思うでしょうか。
とても商品を買いたいとは思えませんよね。
逆に愛想が良い人だったら、あまり商品自体のことは気にせずとも買いたいという気持ちが起こります。
せっかく話しかけてくれた人に無愛想な態度で話してしまっては、いくら共通の趣味があったりしてもいい印象は持たれません。
喋る時はとにかく、普段より高めのピッチで、笑顔を増やして愛想良く話しましょう。
またこれは話を聞く時にも有効です。
神妙な話の時に笑顔はいけませんが、基本愛想良く聞きましょう。
それだけで相手からみた印象はかなり変わります。
もちろんそういう気分にならない相手の時もあるでしょう。
しかしそこは我慢です。
それだけの価値があるのが、愛想の良さです。
自分という商品を売り込む営業マンになったぐらいの気持ちで、愛想良く接してみましょう。
あいさつをしっかりとする
すぐにでもできて有効な方法が、あいさつをしっかりとすることです。
あいさつはコミュニケーションの基本であり、その後に天気やニュースなどの、会話のきっかけにもなります。
会社などでは出社と退社、一日で少なくとも二度、会話のチャンスが増えるのです。
これは非常に大きなことです。
その中でも有効になってくるのが、前述の愛想良く喋ることです。
あいさつもはきはきとするようにすれば、相手も気持ち良くなり色々と話しかけてくれるようになりますよ。
無口を改善していこう
無口を改善する方法をご紹介しました。
無口な人の多くは、会話に質を求めすぎる傾向にあります。
しかし会話の多くは他愛のないもので、内容よりも話すという行為自体を目的としているものです。
まずは聞くことやあいさつなど、手軽なことから始めていけば、徐々に会話ができるようになっていきますよ。
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