特定の世代の特徴を指す言葉として「○○世代」という言葉がありますよね。
「ゆとり世代」や「団塊の世代」「氷河期世代」などが有名どころです。
その中で、ちょうど社会と接点をもちはじめた時期にバブル崩壊を迎えた「プレッシャー世代」をご存知ですか。
上には「ロストジェネレーション世代」が、少し下には「ゆとり世代」がいる「プレッシャー世代」とはどのような世代なのでしょうか?
今回は、成長過程でバブル崩壊による失われた10年を目の当たりにしてきた「プレッシャー世代」の特徴をご紹介します。
そもそもプレッシャー世代はいつの世代?
プレッシャー世代と呼ばれるのは、1982年から1987年の間に生まれた人です。
ちょうど今年2016年時点で26〜34歳くらいの人たちが該当します。
多感な時期に厳しい世間の情勢を目の当たりにしてきた世代なので、さまざまなプレッシャーに耐えてきた世代と言えます。
社会の厳しさを経験しつつも、それを当たり前と思っているので明るい中にシビアな一面も持っている、などといった特徴があります。
ここから、さらに詳しく「プレッシャー世代」の特徴を掘り下げていきます。
基本的に明るい性格
シビアな社会情勢を見守りながら成長したプレッシャー世代は、基本的にプレッシャーはあって当然だと考えているので忍耐力があり常に前向きです。
努力もせずにラクに生きていけるとは基本的に思っていないので、多少の困難はそもそも困難と思うこともなくポジティブにいられます。
さらに、しっかりと現実を見ているので自立心を持ち自身を鍛えることに積極的です。
なんとかなる、なんとかしよう、というポジティブさがあって氷河期世代と比べて明るい性格の人が多いのが特徴的です。
ポジティブ由来の諦めない心を持っているので、ちょっとやそっとの失敗にはめげずに努力し続ける才能があります。
成功を導く忍耐力を持っている
ちょっとした逆境をものともしない忍耐力を持つプレッシャー世代。
基本的に人生に障害はつきものだと覚悟しているので、いざというときの底力が非常に強いです。
常にプレッシャーにさらされながらも力強く生きてきたプレッシャー世代は、困難な状況にさらされた時ほどその打たれ強さが生きます。
この粘り強さで根気よく取り組む姿勢が物事を成功に導くのです。
度胸があり、物怖じしない
多感な時期に社会的なプレッシャーにさらされてきたプレッシャー世代は、どことなく肝の座った度胸のある人が多いのも特徴です。
プレッシャー世代にとって多少の困難はあって当然なので、ちょっとやそっとでは物怖じせず堂々とした態度でいることができます。
自我をしっかりと持ち堂々としているので、さまざまな場面で頼りになる存在として扱われることがよくあります。
生活への満足度が高い
82年以降生まれのプレッシャー世代は、バブル時代を実感としてあまり知りません。
結果として、高度経済成長期を知っている上の世代のように日本の現状に悲観的ということもなく、特に不満も持たずに過ごしています。
プレッシャー世代は生活満足度が高く、日本のことを肯定的に捉えている人も多くいます。
この満足度から、プレッシャー世代は心のゆとりが大きい人が多いのも特徴です。
家族や友人を大切にする
プレッシャー世代は多感な時期にテレビ、パソコン、携帯電話が普及していった世代でもあります。
これらのインフラが整備され、文化的な豊かさを享受したプレッシャー世代は家族や友人を大切にできるだけの恵まれた環境を持っていたといえます。
対人関係においては、付かず離れずお互いをリスペクトし合う関係を築きます。
人生において困難に直面することを前提として生きているプレッシャー世代は、人と支え合うことの重要性をわかっているので人を大切にできます。
柔軟で優秀な人が多い
社会情勢の転換や、それに伴う価値観の大きな変化をまさに体験したプレッシャー世代は、価値観が違う上と下の世代に挟まれたがゆえの柔軟性を持っています。
この柔軟性と、前向きなポジティブさや忍耐力を兼ね備えたプレッシャー世代には非常に優秀な人が多いと言われています。
困難に直面しても、粘り強く取り組み明るく前向きでいられるプレッシャー世代は、社会人として優秀であると評価されるのも納得できるのではないでしょうか。
社会適応力が高いプレッシャー世代
多感な時期に世の転換期を迎えたプレッシャー世代の特徴をご紹介しました。
社会適応力が高く、頼り甲斐のある世代だということが知っていただけたでしょう。
人生の厳しさを知っているからこそ、日々自己研鑽に励み自己の力を高めることを怠らず、さらに人と助け合える心を持つような人が多いのではないではないでしょうか。
困難を乗り越えた世代だからこそ頼れることもたくさんあります。
味方につけると非常に心強い世代だと言えるでしょう。
「プレッシャー世代ってどんな人達?ロスジェネとゆとりに挟まれた世代」への感想コメント一覧
単純に年齢の差のせいもあるかもしれませんが、確かに30代前半の先輩と関わりを持つと価値観の違いから噛み合わないことがあります。
ゆとり世代を生きてきた私と、プレッシャー世代の方々とでは生活するために重要視している点が異なっているのでしょう。
本記事のような時代背景が生む教育の違いは、その要因になりうると思います。