姿勢が悪くて良いことは一つもありません。
内臓障害の原因になることもありますし、精神的にもプラスの作用はありません。
また、「見た目が良くない」という大きなデメリットもあります。
姿勢が悪い人は、見た目も悪く、異性からモテないのです。
これは、すべての人気芸能人やスポーツ選手の姿勢が良いことを考えればわかるはずです。
では、芸能人でもスポーツ選手でもない一般人が姿勢をよくするためにはどうしたらいいのでしょうか。
自宅の居間に大きな鏡や姿見を置く
多くの人が姿勢の悪さに悩みながら、それを改善できないでいる理由は、「常にセルフチェック」ということができていないからです。
ありがちなのが、ふと思いついたときだけ、鏡に映る自分の姿勢をチェックして、「ま、いいか」と納得してしまうこと。
自分の姿勢の悪さに悩みながら、こんなことを繰り返している人が大変に多いのが実情です。
それをあらためるには、できるだけ長時間セルフチェックをする必要があります。
そのために必要なのが、セルフチェックするための鏡です。
できるだけ大きな鏡を自宅リビングに置きましょう。
壁をすべて鏡張りにするのがベストですが、そうもいかないでしょう。
せめて、等身大の姿見をリビングに置き、いつでも自分の姿をその鏡に映して見るようにするのです。
そして、その都度、姿勢のチェックをする。
そうすれば、リビングにいるときは常に自分で自分を監視することになりますから、キレイな姿勢を習慣づけることができるのです。
椅子の背にもたれないで座る
朝から晩までずっと自宅にいるという人は、それだけで姿勢を正すことができます。
しかし、そんな人はまれでしょう。
仕事を持っていたり、学生だったり、そのいずれでなくても外出時に電車に乗ったり、公園へ行ったり、とにかく何かにつけ「座る」というシーンがあるはず。
その「座る」というシーンで、姿勢を直す練習をしましょう。
練習というほどのことでもありません。
「椅子やソファの背もたれに背をもたれない」という意識を持つだけでいいのです。
もし今、あなたが椅子に座ってこれを読んでいるなら、背もたれから背中を離してみてください。
いかがでしょうか。
背筋が伸びて、キレイな姿勢になったのではないでしょうか。
人間、何かに背を持たれると、弛緩しただらしない姿勢になります。
背もたれをやめると、反対に緊張感をもったキレイな姿勢になるものです。
「正座の時間」を作る
もともと日本人は、姿勢のよい国民でした。
その理由は畳敷きの住まいでの生活。
西洋人とはちがい、靴を履かずに畳敷きの部屋で生活することによって、自然と姿勢の良さを身につけていたのです。
しかし、現在、多くの日本人はその生活習慣と無縁になってしまっています。
今、畳敷きの部屋のあるマンションはかなりの少数派と言っていいでしょう。
つねに、だらしないかっこうのできるソファで暮らしていれば、姿勢が悪くなるのは当然です。
そこでオススメしたいのが、生活空間への畳の導入と、正座の時間の導入です。
ホームセンターなどに行けば、一畳や半畳の畳を手ごろな価格で売っています。
それを買ってきて、フローリングの居間に置きましょう。
そして、例えば、「食後のテレビは畳に座って見る」とか、「朝食は必ず畳に座って食べる」というような生活習慣を、自分に義務付けるのです。
短い時間でかまいません。
例えば、一日30分でも、そのように畳で過ごす時間を設けて、姿勢を正す時間を作れば、自然にキレイな姿勢が身に付くことでしょう。
「歩くときは、ちょっとだけ反身になる」というイメージを持つ
「反身になる」というのは、正しい姿勢ではありません。
いわゆる「ふんぞり返る」という印象の姿勢ですから、たとえ総理大臣であっても、支持率を気にするなら、避けるべき姿勢といっていいでしょう。
しかし、姿勢の悪い人に共通している「猫背」や「極端な前傾姿勢」を正すにためには、普段歩くとき「ちょっとだけ反身になる」というぐらいのイメージを持つといいでしょう。
通勤通学時など、駅への道で「反身」を意識して歩くだけでも効果はあります。
「頭頂部に糸がついていて、その糸を空から神様が強く引っ張っている」というイメージを作ると、自然に背筋が伸びます。
それが「ちょっとだけ反身になった姿勢」です。
背筋を鍛える
女性の場合、筋力が弱いために姿勢が悪くなってしまうということも少なくありません。
ポイントは背筋。
背筋の鍛え方はいろいろありますが、ここでは仕事をしている人が、オフィスでもできる方法を一つだけ紹介しましょう。
それは、「エア「デスク持ち上げ」」です。
椅子に座ったまま、体をデスクに密着させ、両掌でデスクを下から支える態勢を作ります。
そして、両手でデスクを持ち上げようとするのです。
力の強い人は実際にデスクが持ち上がってしまうかもしれませんので、加減が必要。
あくまでも「エア・持ち上げ」の範囲にとどめましょう。
これが背中の筋肉を鍛える運動になります。
背筋が鍛えられると、正しい姿勢を維持することがむずかしくなくなり、結果、姿勢の悪さが改善されるのです。
姿勢を良くしていこう
姿勢の悪い女性は、男性からモテない傾向が強いだけでなく、やがて母親になるときにも、よくない影響を子どもに与えてしまいます。
姿勢を良くして人生を充実させていきましょう。
「姿勢が悪い人が姿勢を直す方法」への感想コメント一覧
背もたれにもたれないようにする、大きな鏡をおいていつでも自分の姿をチェックすることも大切だと感じました。今すぐにでも、姿勢を正していきたいと思います。
小さい頃から背が高いことでからかわれ、そのコンプレックスで猫背になってしまいました。肩こりなど身体の不調もでてきたので、鏡を意識して見るようにし背筋を伸ばして生活したいです。