仕事で訪問先の会社を訪れる時、自宅に招かれた時、お見舞いの時など、手土産を持参する機会は、だれしも経験したことがあるのではないでしょうか。
その時、いつ手土産を相手に渡したらいいのか、渡すタイミングに困ったことはありませんか?どうすれば相手に気持ち良く、自然に渡すことができるのでしょうか。
オススメの手土産の上手な渡し方をご紹介します。
部屋に入って挨拶の時に渡す
手土産を渡すタイミングで一番多いのが「部屋に入って挨拶の時に渡す」ではないでしょうか。
挨拶をする時に同時に渡すことで、招いてもらったことに対する感謝の気持ちや、本日はよろしくお願いします、という意味で手土産を持参したということを、強調することができます。
招いてもらったことに対するお土産ということを強調できるため、相手もスムーズに受け取りやすいタイミングです。
一方、お見舞いや相手の頼みで訪問した時などには、向いていないタイミングです。
訪問してくれたことだけで相手は感謝しているので、更に手土産を出されると恐縮してしまうからです。
このようなケースの場合は、まずは相手が気を遣わないように、訪問のお礼を言わせてあげましょう。
部屋に落ち着いて、お茶を出す時に渡す
挨拶を済ませ、部屋の中に招き入れられると、まずはお茶が用意されるケースが多いのではないでしょうか。
訪問者にとりあえず座ってもらい、ホストはお茶を入れに行く場面がよく見られます。
もし自分の持って来た手土産が、その場で食べられるお菓子類などである場合は、このタイミングで渡すのも一つです。
お茶菓子をあらかじめホストが用意している場合もありますが、用意していない場合は、喜んで受け取ってくれる上に、お茶と一緒に出してくれるはずです。
友達の家に招かれた時など、お菓子を自分も一緒に食べようと思って持って来た場合は、このタイミングまでに渡すようにすると良いでしょう。
一方、その手土産を自分が一緒に食べるつもりがないのであれば、このタイミングは避けましょう。
会社訪問の際などに多いケースです。
挨拶の時か、それ以外のタイミングで「皆さんで食べてください」という言葉を添えて、渡しましょう。
受け取った側も、今お菓子を出す必要が無いということがわかりやすく、とても親切です。
話の途中で渡す
手土産が食べ物では無い場合や、何かプレゼントであったり、会話のネタになるような物の場合、話の途中で渡すのが良いタイミングです。
着いてすぐに渡してしまうと、玄関先で立ち話をすることになってしまいますし、ゆっくり手土産の説明をすることができません。
話の流れの中でタイミングの良い時や、話が途切れた時などに、手土産を出して相手に渡しましょう。
その場で開けて欲しいものの時などは、このタイミングだと相手もゆっくりと手土産を確認することができます。
また全員が座った状態で手土産を見ることができるので、会話も盛り上がります。
手土産によって、このタイミングを選ぶとよいでしょう。
お見舞いなどで訪問した場合は、このタイミングがオススメです。
帰る直前に渡す
このパターンは珍しいパターンではありますが、帰る直前に渡すのが適している場面があります。
それは、招かれた場所が相手のオフィスや家では無い場合、外で待ち合わせをした場合などです。
招かれた場所を訪問した後、一緒にどこか別の場所を移動する可能性がある時や、遠方から会いに来て、外で待ち合わせをした場合などは、帰る前や別れる直前に渡すのがベストなタイミングです。
早いタイミングで渡すと、手土産が相手の荷物になってしまう可能性があるからです。
相手も薄々、手土産を持っていることが分かっているパターンも多いのですが、あえて触れずに、別れ際にさっと渡しましょう。
荷物になって申し訳ない、という言葉を添えれば、荷物にならないように持って居てくれたという気遣いも伝わるはずです。
タイミングがつかめない時は、雰囲気を見て渡す
相手がとてもおしゃべり好きな人だったり、ゲストがとても多かったり、お土産をこのタイミングで渡そう。
と思っていても、タイミングがつかめずに手土産を渡し損ねてしまうこともあります。
ですが、話の流れを止めてしまったり、場の空気を変えてしまってまで、無理に手土産を渡す必要はありません。
もし手土産を渡すタイミングがつかめない時は、ホストの手が空いている時や、会話が途切れた時など、ちょうどいいと思ったタイミングで、雰囲気を見て渡しましょう。
ただ、手土産について話をしたかったり、早めに渡したいものの場合は、やはり少々強引に渡してしまうのも良いでしょう。
手土産が何かによって、判断しましょう。
手土産をベストなタイミングでわた像
手土産を渡すタイミングにも、その時のシチュエーションや手土産の中身によって、渡すのに適したタイミングがあります。
今後手土産を渡す機会がある時には、こうした点に注意して渡しましょう。
「手土産を渡すベストなタイミングと渡し方」への感想コメント一覧
渡すタイミングを逃さぬよう部屋に上がる前に渡している事がほとんどでした。複数の時は周りの様子を見て判断するように気をつけたいと思います。
手土産は添える言葉も難しいし、渡すタイミングも難しいですよね。挨拶の時がいちばん多いですが、記事のようにお茶のタイミングもいいかもしれないと思いました。