愛情と執着の違いとは

最終更新日:2017年6月9日

「愛情」があるように見えて、実はそれは「執着」だったということがあります。

この二つは似ているようで、まったく異なったものです。

愛情と執着の違いをきちんと理解することで、もっと信頼しあえる関係を作ることができるでしょう。

1.「愛情」は相手のためにあり「執着」は自分のためになることを考えている

愛情と執着の違いというのは、いったい何でしょうか。

「愛情」は相手のためになり「執着」は自分のためになることを考えているということです。

愛情とは、相手が幸せでいてほしい、いつもニコニコと笑顔で過ごしてほしいという気持ちがあります。

相手が心穏やかに満ち足りた生活を送っているのなら、こちらも自然と満足することができるでしょう。

また、相手のことを思って、時には耳の痛いことを伝えるということもあります。

もしかしたら不愉快な顔をされてしまうかもしれないそんなリスクをかぶったとしても、相手が良い方向へ進んでもらうために、心を鬼にして伝えるべきことを伝えるのです。

そして、そういうことができるのは、自分ではなく相手の幸せを考えているからです。

しかし、執着というのは、自分が幸せになるために抱えている感情です。

相手に執着することで、自分が寂しい思いをしないですむのなら、それでいいのです。

仮に相手に負担がかかったとしても、自分のメリットを優先するために、執着心を手放すことはないでしょう。

愛情は、相手のためを思う気持ちから生まれてきています。

それに対して執着というのは、あくまで自分を優先させている気持ちです。

2.「愛情」はそばにいなくても大丈夫だが「執着」は離れると不安になる

愛情と執着の違いの一つに、一緒にいなくても平気かどうか、というものがあります。

「愛情」はそばにいなくても揺らぐことはありませんが「執着」は相手から離れてしまうと、不安な気持ちが増幅してしまいます。

もし愛情があるなら、相手を信頼することができます。

たとえめったに会えなくても、その人に対してひた向きに愛する気持ちを寄せることができるでしょう。

そして、離れていても、相手の幸せを願ってしまうはずです。

その愛情の代わりに執着する気持ちを持っている場合は、相手と離れることができません。

離れてしまうと相手が二度と帰ってきてくれなくなりそうで、不安になってしまいます。

お互い愛情を寄せ合っている二人なら、時間や距離に関係なく、二人の仲を続けていくことができます。

そこには、誰にも崩すことができない信頼関係があるからです。

ただ、執着の場合は違います。

執着心だけでつながっているなら、離れてしまうと二人の関係も終了してしまうことでしょう。

お互いの心が本当はつながっていないので、離れてしまえばもう相手を取り戻すことは不可能となります。

愛情は、仮に遠く離れていても、決してなくなることはありません。

しかし執着の場合は、離れたらその関係は終ってしまうので、不安でたまらなくなってしまいます。

3.「愛情」はかけがえがないが「執着」は代わりがきく

愛情と執着の違いの一つに「代わりがきくかどうか」というものがあります。

「愛情」はかけがえがないものですが「執着」は意外と代わりがきくので、別の誰かがいれば、相手とお別れすることもできるでしょう。

愛情というのは、たとえその人がどういう人でも、全身で受け止めたくなります。

「見た目がいい」とか「経済力がある」というだけではなく、心の底から相手を欲しています。

その為、たとえリストラされて「経済力」がなくなったとしても、離れてしまうことはないでしょう。

しかし「執着」する気持ちしかない場合は、もっと良い人がいると、そちらでも別にいいと思っているのです。

リストラされた恋人の代わりに、もっとお金持ちの彼氏が見つかったら、元の恋人から離れていってしまいます。

寂しいと言えばすぐに来てくれる人が見つかったら、今までの恋人とは別れてしまっても平気です。

愛情は代わりがありませんが、執着の場合はいくらでも代わりがききます。

それが愛情と執着の大きな違いです。

4.「愛情」は気持ちが満たされるが「執着」は心が苦しくなる

愛情と執着では、心の持ちようが全く違ってきます。

「愛情」がある時には、こちらの気持ちも満たされて、幸せを感じることができます。

しかし「執着」の場合は、心が苦しくなることばかりです。

誰かに対して純粋な愛情を持っている時には、自分の心も温かくなります。

その人を思うだけで、何だか幸せな気分になることができるでしょう。

大好きな人に良いことがあったら、何だか自分も嬉しくなって「よかったね」と言ってあげたくなります。

「執着」を抱えている人は、自分自身が幸せな状態ではありません。

何か欠乏感などネガティブな感情があるのです、だからこそ、人に対して執着してしまいます。

そして、執着心から生まれた関係というのは、真の信頼関係で結ばれているのではありません。

それが分かっているからこそ、相手と一緒にいても気持ちが苦しくなってしまい、幸福感を感じることがないのです。

愛情を持っている人は、ただ人を愛しているだけで泣きたくなるほど幸せな気持ちを感じることができます。

そして執着心に囚われている人は、いくら相手が優しくしてくれても、本当の意味で心が満たされることはないのです。

愛情と執着の違いを知ろう

愛情と執着は、一見表面上は似ています。

しかし、それを取り違えてしまうと、誰も幸せになることはできないし、いつまでたっても心は苦しいままです。

辛くても、頑張って執着心を手放すようにしてみましょう。

そうすることで、心の「断捨離」ができて、本当に大切な感情だけを残すことができます。

愛する人と幸せになるためには、それが一番大切です。